
指先が無くなるのが先か、パーツが出来上がるが先か
昨日の藁をもすがる思いで久しぶりに登場した、KAESU内では神様、仏様、ソフトブレードチャター「TRANQUIL(トランキル)」様な地位を築いているこちらのプロダクト。
昨日リグり変えた直後に結果が出たトランキルのテストモデルですが、ブレードを少々弄っていました。
こちらをさらにブラッシュアップ。
指が…指が~…
はい、本日の山場は金属パーツ作りでした。
もうね、ほんっと大変…。
これ、TRANQUIL(トランキル)のグニャグニャ軟質ブレードにインサートされている金属パーツです。
このパーツの寸法をちょちょっといじるだけで、アクションやレンジが変わるのです。
まだプロトである第二のTRANQUIL(トランキル)は現在このパーツで振動の強さや泳ぐレンジを微調整している段階。
そんなわけで寸法の違うパーツを何パターンか用意しないといけません。
このパーツ、強度を出すために普通のステンレスよりもめちゃ硬い素材を使用しています。
切る、穴を開ける、削る、すべての工程においてヒジョーにやりにくい。
硬くてなかなか削れないので時間がかかります。
パーツ自体はかなり小さく、1cm四方ほどの極薄板。
リューターを使い、ダイヤモンドビットで削るので熱々になります。
水につけて冷やしながら削っていると指がふやけて余計と滑るし、時々ビットに弾かれてパチンと顔に飛んでくる。
パーツを固定する指先に力が入れにくい、指イタイ、指削れる、とまあ大変なんです。
ある程度形が決まればプレスでバンバン抜くところだけども、まだその段階じゃないんで…
形状が決定する頃には、指が3cmほど短くなってるんじゃななかろうか。