イメージと現実の剥離。アナタの思うポークの動き、それは実は「DH」だった②

先日お話しました頭の中のイメージと現実のギャップについての続きです。
さて、「ポーク=冬」なのは、夏場だと少し放置すると乾いてしまうからという、物理的な理由もありますが、何より、低水温の時期に効く要素もあるからこそなんですよね。
フニャフニャでテロテロの極上ポークの皮部分の動きは、ワームや他の物では出せない柔らかい動きで、僅かな水流にも反応して、それはもう生物的で独特の物です。

特にラバージグがボトムに着いた時のつんのめるような動きからのユラユラ~と蠢くような動きは、ロングステイ時でも長時間揺らめいて誘い続けてくれるため、活性が低くなる真冬に良いとされるんだと思います。これはな~んにも間違いじゃありませんし、良く釣れます。実際、個人的には昔からポークはよく使う方です。さすがに最近は使うことも減りましたが、とても怪しくて、こんな物で魚が釣れるの?っていうルアーフィッシングの面白さも持っている物だと思っています。

ポークって実際・・・。

が、です。ポークというのは豚の皮と脂身で構成されているのですが、脂身は浮くのに対し、皮部分は沈むんです。なので、本当に長時間のロングステイとなるとダラ~っと垂れ下がるように沈みます。反面、ず~っと皮部分が立ち上がってユラユラ誘ってるのが釣り人のイメージじゃないかと思います。これに加えて、天然の素材を使っているのでバラつきも出るんですよね。

で、「DH」。「DH」はハイフロートマテリアル製です。いわば全身が浮力体。薄くて大きいパドル部分が立ち上がるように浮いて誘い続けます。パドル部分に描かれたラインに沿って二股にカットすれば、さらにシルエットもポークのようになります。

ズル引きでは波打つようにピリピリと震え、ボトムバンプやリフト&フォールでは大きくグネグネ、ロングステイではユラユラ。いくら放置しても沈むことなくユラユラです。ね?イメージするポークのアクション的には「DH」の方が近いでしょ?

ま、今回言いたかったのは、どっちの方が釣れるってことではないんです。単純に釣り人のイメージする動きと実際は違うんじゃないかな?と。これって話のネタとして面白いかな?と。

でも、良かったら一度DHも使ってみてね!と(笑)