
プロトスイムベイトとソフトブレードチャター「TRANQUIL(トランキル)」で腹パンの55cm頭に3本
前回同様、プロトのスイムベイトを持っての釣行。週末はどこへ行っても数人の先行者が居て、冬とは思えないほどの賑やかっぷり。
車が止められるメジャーなポイントはずらり、ほとんど駐車スペースが埋まっている状態。去年の冬はガイドが凍って釣りになりませんでしたが、今年はまだそこまで冷え込みはキツくなくて、霜が降りるくらい。
前回良かったプロトのスイムベイトから開始。
ボトムをスローに舐めながら、時間をかけてじっくり地形の変化を探っていきます。ボトムの何かにスタックし、抜けた瞬間にコツッと触るのに乗らない。
釣り人が多いせいか、プレッシャーもそこそこ高そう。弱々しいバイトに空振りすること数回。
ようやく一本目が掛かり49cm。
とりあえずボウズは逃れて一安心。
魚がいることは分かったので、ショートバイトをモノにするべくソフトブレードチャター「TRANQUIL(トランキル)」に交換。
ボトムを感じながら、ソフトブレードの振動が出るか出ないかのスピードで巻き、コツコツとしたバイトを即アワセ。
トランキルは一発でノリました。
同じ微振動系で使い方が同じでも、トランキルを巻くこととスイムジグ+シャッドテールを巻くことの違いは、振動を発生させる場所が前方にあるか、後方にあるかということ。
シャッドテールは最も動く場所がテールなので、バスはテールから攻撃し、動きを止めたのちに食い込みます。
最後まで食い込むか、途中で離すかはその時のバスのコンディション次第。アワセるタイミングも少々難しい。
トランキルはブレードの付いている頭部分が最も良く動く。
一番動いている場所がフックより前にあるので、食う時はいきなり頭から押さえ込んできます。
そして通常の硬質ブレードのチャターベイトとの違いは、「振動の弱さ」と「グニャリと曲がることでフックポイントをしっかり露出させる」ソフトブレード。
硬質なブレードだと、どうしてもフックガードのようにブレードが立ち上がり、フッキングに至らない事があります。
トランキルはスイムジグとチャターベイトのデメリットを完全に解消しているのです。というわけでフッキング率はスイムジグやチャターベイトとは比べ物にならない程高いんです。
チャターベイトがミドル~ファーストリトリーブで使うのに対して、トランキルはスイムジグと同じ速度域の釣り。
「前方波動系スイムジグ」という言い方が一番ピッタリかもしれません。
二匹目はサイズアップして52cm。
これも釣れると分かれば別な釣り方でも釣れるか試してみたくなり、今度はスローなポンプリトリーブ。リールを巻くより、ポンプリトリーブした方がさらに遅いスピードでも振動を感じやすいです。
ロングビルミノーのポンプリトリーブみたいな感じで、ズルズル~ピタッと止め、ラインスラッグを巻き取りズルズル~の繰り返し。
すぐ手前で一瞬ボトムにスタックして抜ける時、ブルッと強めにバイブレーションした瞬間にググっとアタリ。グリグリ~と巻きアワセてそのまま強引にぶっこ抜き。
暗いので良く見えなかったけれど、思ったりよりデカくてナイスなボディの55cm。
ポンプリトリーブ意外と良いかもしれない。ロッドは横捌きでやったけど、ボトムへのスタックが多くなるので縦捌きにした方が良いのかも。
普段とちょっと違うトランキルの使い方に出会った釣行でした。