質感のチカラ

本日は「質感」について考えてみたいと思います。さて、「質感」とは一体何でしょう??調べてみますと材質がもつ、視覚的・触覚的な感じ。表面の肌合い。とあります。

金属的な光り方で冷たい感じ、ゴムの柔らかさや毛糸のフワッとした感じ、などその物の見た目から硬さや肌触りを判断することができます。

ナゼに質感の話をしているか、ソレは

ボディの柔らかいプロトのリップ付きスイムベイトを使い出してから、そのバイトの多さに驚きました。

全長は160mm前後とビッグベイトの領域であるものの、全く躊躇せずに食ってくるあたり、やはり何かあるのです。

そう言えば、こんな話を聞いたことがあります。

自宅で飼っているネコが、プラグには全く見向きもしないのにワームにはものすごく反応するんだそうで(あっ、もちろん針は外してます)。

ネコもルアーを触る事なく視覚から質感を感じ取り、硬さや肌触りを想像できるということになります。

ハードルアーをボトムに放置してもなかなか釣れませんが、イモグラブのようなパーツの付いていないコロンとしたワームのボトム放置で魚が釣れる事を考えると、「質感」はやはり大事な部分でしょう。

柔らかいボディから出る「質感」と柔らかい動きは、スローに巻いてしっかり見せる真冬のビッグベイトに思った以上にマッチしました。

ひと昔前と違いビッグベイトで釣ることが難しくなった今、改めてソフトボディのビッグベイトが見直される時が来たのかもしれません。