ドラグが鳴り止まない⁉︎ニッポンの淡水スピードランナー

ニッポンには世界に劣らぬ素晴らしいゲームフィッシュが生息しています。

その魚は、ある時は果敢にルアーを追い、またある時は全くルアーに見向きもせず、人の気配を感じると一瞬で姿を消すほど繊細で臆病。

ひとたび針にかかるとドラグをギャギャギャと引き出し強烈なファイトを見せる、淡水フィッシュイーター界の暴走族。

子供の頃はいつかは釣ってみたい憧れの魚で、初めて釣り上げた時には言い表せないほどの感動を与えてくれました。

ピンと尖った尾ビレと銀色に輝く鱗。

ニッポンの豊かな自然が生んだ奇跡の魚。

そう、その魚とは

ニゴイ。

そう、ニゴイ

チッという舌打ちが聞こえてきそうです。

ちょ、ちょっと待った

ニゴイもええやんか!

狙って釣れたらええやんか!

大きいものは60cm超え。

それくらいあればかなり引きます。

が、上方向に引っ張られる力には弱いようで、ディープで掛けると全然引きません。

オカッパリからだと横方向にギュンギュン走り、ドラグを引き出しながら足元までかなり頑張ってくれます。

あと春に釣れるニゴイは結構引くけど、秋冬に釣れるとあまり引かないような気もする。

バスをやってて外道で釣れるとガッカリされるニゴイですが、群れでいる事が多く、面白いように連発することがあります。

時合い等々あまり関係ないようで、群れに当たれば朝だろうが昼だろうが関係なく、お手軽に思いっきりドラグを引き出される快感が味わえるのです。

友達をニゴイ釣りに連れて行ったらかなり面白かったようで、どハマり。

「ヒャッハー」と叫びながら魚に引きずり回されていました。

食べると美味しいらしい

どうやら琵琶湖の漁師さんはニゴイを獲って出荷してるらしいのです。

天ぷらや刺身でいけるとのこと。

旬は寒くなる今頃からだそうで。

一度挑戦してみたいと思います。

P.S   ニゴイの釣り方がもっと詳しく知りたいという方(そんなやついるのか?)

詳しくはニゴイの地位向上委員会までお問い合わせください。