コレで完全マスター!ダートするメタルバイブ「KUNAI(クナイ)」番外編その2
圧倒的なボリュームとなった番外編。番外編その2は「KUNAI(クナイ)」×PEスピニングについて。
PEラインを使い始めたばかりの頃は、それはもう地獄の毎日でした。
数キャストごとにライントラブルが起こり、グチャグチャに絡まったPEを切ったりほどいたり。
ほんの数回の釣行であっという間に新品のラインが短くなり、再び新しいPEに巻き直すという無駄なサイクル。
当時はKガイドなんて無かったし、PEラインも激安の聞いたことがないようなメーカーのものを買って使っていました。
今はエントリーモデルですらKガイドがついていて、安価なPEでも優秀なものが多く非常に嬉しいかぎりです。
メタルバイブ+PEスピニング
メタルバイブをPEスピニングで扱うことのメリットはなんといっても「飛距離」。
真冬の野池のど真ん中、最深部へ軽いウェイトのメタルバイブをキャストできることは大きなメリットです。
そして遠くへ飛ばす程にメタルバイブの振動は伝わりにくくなりますが、「感度」についてもPEラインが伸びない分、ほんのすこしリフトしただけでもビリビリと振動を伝えてくれます。
「飛距離」と「感度」はいいとして・・・
軽いウェイトの「KUNAI(クナイ)」をPEスピニングで使いたい理由が他にあります。
「KUNAI(クナイ)」が一瞬ブルっと振動するくらいの短いリフトでピョンピョンピョンと連続ショートピッチのリフト&フォールで使う時。
なるべく移動距離を抑えた細かく速いピッチでシャクりを入れたいのですが、太いフロロカーボンで遠投してシャクると空中でラインがだわんだわんと波打ってしまいテンポよくアクションできないんです。
中距離くらいまで近づけばフロロカーボンでもピョコピョコとした細かいリフトができますが、遠投するとフロロの伸びもあって序盤はどうしてもすこし大きめでテンポ遅めのシャクりになってしまいがち。
そうじゃなくて、なるべく速いピッチで細かく刻むアクションに反応するんです…
それを遠投した先の最深部でやりたいんです…
という時はもうPEスピニングの一択です。
ベイトタックルとの使い分けも必須
根掛かりしやすい場所では可能な限りベイトタックルを使うようにしています。
スピニングタックルにはPE1号にリーダー10lb。
ベイトタックルにはフロロ12lb。
この組み合わせで普段から釣りをしていますが、根掛かりした時に回収できる確率が高いのは断然ベイトタックル。
根掛かり回収機を使う時もPEスピニングだとリーダーの結束部分で回収機が止まったり、竿が柔らかすぎてラインテンションが保てず遠くまで根掛かり回収機を送り込めないというデメリットがあります。
今年の琵琶湖のようにウィードがまだ多く残っていて、頻繁にスタックするような状況もベイトタックルに分があるってことです。
適材適所ですね。