試作の合間にちょっと寄り道そして「偶然」を見つける
プロト中のプロトを公開!というわけではなく、ほんの思いつきで合間に作ってみただけの体高すこし高めのビッグベイト。
狙い通りのアクションにはまったくならず・・・。しかし、しかしながらです。
思ってもみなかったアクションと出会いました。
狙い通りに開発する案件もあれば、ほんの偶然で生まれる案件もあります。
むしろ偶然見つけたアクションをストックし、そんなストックの中から製品のコンセプトと融合出来そうなものをチョイスして、煮詰めていって製品化されることの方が多いかもしれません。
普段の釣りだってそんな事って多々あるんじゃないかなと思います。
例えば回収中の高速巻きで食ってきた魚やバックラッシュを治している間に食っていた魚、リップが折れたミノーを巻いていたら釣れちゃったという話。
こういう偶然を一つ一つ見つけていって新しいメソッドが生まれるのです。
KRK205の球0個ハイフロートの鬼ジャークなんかもそう。
釣れないからヤケクソで水面を鬼ジャークして、ポッパー的にバコーンとやってポーズしていたらなんだか知らないけどものどえらい魚が反応した。
こんな偶然がなければハイフロートタイプを含むリロードウェイトシステムなんて言うのもまた違ったカタチになっていたかもしれません。
思いついたことはなんでもやってみる。
そしてほんのわずかなきっかけを見逃さないこと。
これ、釣りやルアー作りに限らずどんなことにも共通する大事なことかもしれません。