みんなも「気を付けろよ!」な話
小っ恥ずかしい思い出がフラッシュバックしました。
あれはまだ社会人になりたての頃。
月2回レンタルボートを借りて会社のセンパイと琵琶湖に通っていました。
当時はまだ土地勘がなく、山ノ下のワンドや木の浜浚渫といったポイントがどなのか全く分からず。
なので操船はいつもセンパイ。
一応船の免許は持ってたのですけどね。
ある日「そろそろ操船してみるか~?」
と言われ初めて琵琶湖での操船。
いざデビュー戦
こう、アレでしょ?スロットルをひねったらブイーンと…
実は…
実は船外機を触るのが初めてだったのです。
船の免許を取る時の講習は、船外機船ではなくハンドルがついた船だった。
そして免許とってから何度か乗った船は全てハンドルがついていた!
(船外機触ったことないよ~)
と心の中で叫んでみたのですが、センパイはどうやらスロットルを持つ手が疲れて完全に任せるモード。
やるか。
やるしかないのか。
ビビりつつも、操船できる嬉しさがわずかに勝った。
意を決して船外機の前に座り込み、スロットルをひねったら…
「スカッ」
何度スロットルをひねっても「スカッ」
あれ?なにかおかしい。
「あの~パイセン…前に進まんのですけど?」
「その横のシフトを手前にどうたらこうたら…」
「あ、コレね?このレバーを手前に?」
と言った瞬間、バリバリバリィィーンとエンジンが唸りを上げ、横のアシ原に船が突っ込んだのでした。
ボーゼン。
ただボーゼン。
いったい何が起こった?
どうやらシフトがニュートラルだから動かなかったらしい。
そしてスロットルをちゃんと戻さぬまま、シフトをフォワード(前進)に入れたことでロケットダッシュしたらしい。
怖いね船外機。
「お前が怖いわ」って言われたと記憶している。
後でボート屋に戻ってみんなに散々笑われた。
なんでこんな記憶が蘇ったかと言うと、今年船外機船デビューする友人がいるからなのです。
「ロケットダッシュにはくれぐれも気を付けろよ‼」