水中映像 ケタバス産卵もつかの間コアユの逆襲

非常に良いお天気だったある日。水中にちょっとお邪魔して、カメラを仕込んでみました。

水深10cm以内の砂利底の川の中。

ちょうどケタバスが産卵真っ最中でした。

小ぶりな銀色の体色がメス。

うっすら色づいた大きい魚体がオス。

まさに産卵の瞬間が撮れています。

時々聞こえるザザザザッという音は産卵の瞬間に尾びれで川底を掘る音。

それからカットしていますが、この動画の最初の方には町内放送みたいなもの、草刈機の音、そしてトンビの鳴く声が入り込んでいます。

水中にあるマイクは意外にも水上の音をしっかり拾っていました。

喋り声とか、実はバスにもしっかり聞こえているのかもしれません。

面白いのは産卵するケタバスの周りをウロチョロとするコアユ。

ケタバスの卵が流れてくるのを食べにやってきていると思われます。

アユってコケ食べるんでしょ?というイメージかもしれませんが、意外となんでも食べるんです。

琵琶湖界隈のコアユ釣りの餌といえば、釜揚げシラスを潰したものが定番中の定番。

普段のコアユとケタバスの立場が逆転しています。

一昨年のいまぐらいの時期に降った大雨の時は、普段の水位よりも+70cm以上増水しました。

70cm以上となると湖岸沿いの公園は水没。

漁港の護岸も水没して、陸と湖の境がどこにあるのか分からないくらいの大増水です。

ちょうどケタバスの産卵と増水が重なり、バスが普段入り込まない場所まで上がってきてケタバスを追い回していました。

被害が出るのは困りますが、またそれに近いくらい増水してくれるとお祭りが始まるんですけどね。