見切られにくい⁈ソフトビッグベイトのメリット

開発に着手してはや数年。

未だに調整の終わらぬ、柔らかいボディのビッグベイト。

イロイロとあるんですよ

プラボディのビッグベイト作った方がよっぽど簡単だわと何度も思いました。

けれども素材感って、やっぱ大事かなと。

柔らかそうな質感って、見るだけでなんとなく分かります。

バスも同じなんじゃないかなと。

素材感だけじゃなく、柔らかいことのメリットは他にもいろいろ。

例えば軟質素材で繋がったジョイントは、カタカタという金属音を出しません。

ジョイントモノはボディが接触する音だけでなく、エイトカン同士の接触でもカチカチと音をたてます。

カタカタカチカチという音はメリットでもあり、デメリットでもあります。

つい最近見たテレビで魚の恐怖体験?だったか、そんなようなものを見ました。

魚にライトを照らした時にだけ電気を流して刺激すると、魚はそれを学習し、ライトを照らされると回避行動をとるというもの。

釣られた魚もその時の音や、振動、色等の情報を学習するということですよね。

いわゆる「スレた」という状態。

ビッグベイトが入ってきた初期は凄い反応だった!とか、琵琶湖でアラバマが流行った最初の時の反応は凄かった!とか、そういう話は確かにあります。

それがみんなが使えば徐々に反応が悪くなり、初期ほどの反応が得られなくなるという状態。

僕らが相手にしているのは、魚の中でもひときわ厄介な賢さを持つ魚。

魚が過去の情報を学習して、エサとそうでないものを見分けているなら、判断材料の一つである「音」という情報を可能な限り与えなければいいんじゃないか?

というのがこのソフト素材でできたビッグベイトのコンセプトの一つです。