久々に、オリジナルサイズのマサムネを貼り合わせました。

KAESUが初めて手掛けたビッグベイト「マサムネ」。

その二代目となる、ボディの材質を一新したケミカルウッドボディのI字系ビッグベイトです。

初代のマサムネはボディに発泡素材を使用していたため、発泡率が安定しにくく生産に難がありました。

そして二代目は比重の安定した、例のケミカルウッド。

先のブログで少し触れた通り、ケミカルウッドと一括りでいっても硬さや浮力が異なる物が数種類あります。

浮力のバラつきが極端に少なく、非常に安定した製品になっています。

しかし！生産はかなり大変！

ウェイトを仕込んで貼り合わせ。

そして接着面とボディ全体をシャカシャカとヤスリで磨いて仕上げていきます。

この作業、かなり地味で時間のかかるもの。

１日に一人で仕上げられる本数はせいぜい数十本。

社内でもくもくと作業していると、アッチから「フー」こっちから「ヒー」とうめき声とも、ため息ともつかぬものが聞こえてきます。

塗装、組み立ても入れれば月あたりの生産数はいくらも作れず、これに取り掛かかると他の仕事が動かなくなってしまいます。

そんなわけで今はしばらく生産を控えているというわけ。

そのうち…ひょっとしたら…作るのかも。