やっと来た!琵琶湖の「深呼吸」を観測
去年も一昨年も、今年までも、もう来ないんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
「琵琶湖の深呼吸」こと、「全層循環」。
「全層循環」とは、酸素を多く含んだ表層の水が、ユキシロや外気に冷やされて湖底に潜り込み、下層の水と混ざり合う状態です。
これが毎年1~2月に起こることで、下層にも酸素を多く含んだ水が届き、深いレンジにも生物が生息することができます。
去年は「全層循環」が起こらず、下層は酸欠になりイサザやヨコエビの死骸があちこちに確認されていました。
コアユの不漁だの、ブルーギルの減少だの、毎年何かと色々変化がある琵琶湖。
「全層循環」の有無がこれらの直接の原因となっているのかどうか分かりませんが、とりあえずいつもの深呼吸、いつもの琵琶湖に戻ってくれただけでも安心感があります。
今年は釣り人にとっても優しい琵琶湖であることを願うばかりです。