見た目からは分からない!同じようでもちょっと違う「ワームの素材」の話

あのワームの質感がいい!とか、このワームは針持ちが悪いとか、ワームにもそれぞれ個性があります。

ワームのようなケミカル製品は、その使っている素材の配合によって特性が様々。

アメリカでは使っても良い素材だけど日本では使えない素材、みたいな物も聞いたことがあります。

KAESU製品の「DH」「ISANA(イサナ)」「KIRIKAKE(キリカケ)」は、それぞれ違う素材を使って作られています。

では、少し特長をご紹介

︎「DH」

→浮力の高い、水に浮く素材。フワッと浮いて、わずかな水の流れでフニャリと揺れ動く。

︎「ISANA(イサナ)」

→モチモチとした低弾性。フォールの自発アクションを妨げないように、コシの少なめな素材。

︎「KIRIKAKE(キリカケ)」

→パリッと張り感の強い高弾性。ネコリグで使うことの多いストレートワームだけに、ボディが曲がって戻る力を最大限に生かす張りの強い素材。

こんなふうに、そのワームにあった素材を使い分けています。

「KIRIKAKE」なんかは試しに低弾性の素材で作ってみたら、思いのほか動きが悪くてびっくりしました。

その素材の比重、弾性、強度、硬度、塩の量。

全く同じ形状のワームでも、どんな素材を使うかでそのワームの動きは大きく変わります。

逆にA社とB社のあのワームは実は同じワーム工場で作られていて、素材が一緒!みたいなこともあります。

ワームの質感とか、ニオイとか、張り感とかでなんとなくxxx社で作ってるっぽいなと。

釣具メーカーがこれだけの数あれば、作っているワーム工場も当然被りますので。

ワーム作りは形状が50%、素材が50%。

それだけ素材が占める割合が大きいよというお話でした。