削って、曲げて、試作は続くよどこまでも
何作ってるのかって?
なんだと思います?
もやしのヒゲ?
違う。
お爺さんの顔?
たしかにそう見えなくもない。
ではなくて、ワームを…ちょっとね。
ほそーい脚を作ろうと思って。
プラ棒を削って、曲げて。
かなりアナログな作業をしております。
ワームの脚と言やぁ、あれですよ。
ホッグとかクローとか、申しわけ程度にピッとついてるものから、先端がぷっくり膨らんでいたり甲殻類っぽい節がついているあの脚。
よく動きそうなものから全く動かなそうなものまで、どのくらい意味があるのかは謎だけども、ワームの見た目をエビやザリっぽく仕立ててくれるあのパーツ。
いま作ってるワーム、ホッグでもクローでもないけど脚をつけてみました。
ホッグでもクローでもないから、脚という表現は正しくないか。
こんな細いパーツでも、ちゃんと意味があるんだな〜と再認識。
ピピッと動くだけじゃなかった。
ワームのサイドに付いている脚パーツって、ワームの回転を抑えてくれたり、沈む姿勢を制御したり、沈むスピードの調整にも使えるパーツでした。
あとね、ギルや小バスに突っついて引っ張ってもらうためにこのパーツをつけるというのもあります。
ギルがこの脚に食いついて持って行く。
それをバスが横取り。
これは本当にあるはなし。
何度かバスが横取りする瞬間を見てますから。
実際釣りをしててもギルバイトがバスになることはかなり多いですし。
脚パーツは、実はワーム界の縁の下の力持ち的存在でした。