幻のあの魚が釣れる⁈
これ、何か分かりますか?
この魚探の画面に映っている点々。
ウィードの少し上に浮いている無数の魚。
かつては琵琶湖のあちこちにいた、今は幻とまで言われているあの魚です。
そう!ブルーギル!
幻のブルーギルが、産卵の時期を控えて集まり出しています。
数年前までの話
まだギルが大量にいた頃は、ギルボールなるものが湖上のあちこちにありました。
水面に背中を出してプカプカと群れで浮いていて、ボートで湖上を走っているとエンジンの音に驚いたブルーギルがジャバッと音を立てて潜る光景。
南湖のどこに行っても見られたものです。
水の綺麗な時は数匹のギルがルアーにワラワラとついてくるのが見え、時々ウィードの中からバスが飛び出してきて、ギルをスパッと吸い込んで帰っていく。
そんな光景。
それがいつの間にかどんどん数を減らし、ギルバイトがあると「いまギルがアタッタ!!」なんてバスよりも興奮しだす今。
ギルが減った原因は誰にも分かりません。
駆除が効いているのか、ギルの団塊の世代の寿命がきたとか、ウィードが減ったからだとか。
色々な説があります。
とにもかくにもギルが減ってから琵琶湖の釣りも少しずつ変わりました。
2年前の夏には今まで南湖にあまり出てこなかったワカサギが大量に出現し、I字系ルアーが大流行。
釣り人が注目するベイトもギルからコアユやワカサギ、モロコといった細長いベイトへと変化。
今年もギルは無いかもと思っていた矢先。
今、ギルバイトがすんごく多いのです。
ですが…
どこに投げてもギルバイトというわけではなく、場所は限定的。
いるところにはいるといった感じ。
ギルネストができるような場所を回れば、魚影の濃い場所を発見出来るかもしれません。
天気が良く暖かいと?魚探映像のようにウィードトップにポーンと浮いていて、ボトムでライトリグをやってもあまりアタリません。
少し浮かせてやった方が反応は良いようです。
いろいろ投げてみて飛び抜けて反応が良かったのはイサナ3.8inchのノーシンカー。(オフセットフックは太軸の#2/0)
フワッと落としてウィードトップに引っ掛けて外してを繰り返せばアタリは多いです。
なんだかギル釣り指南みたいになってしまいましたが…
ギルを発見できればバスに繋がる可能性大!
幻の魚を探してみてください。