釣り人必見!ボートの係留でモタつかない簡単ロープワーク「もやい結び」

たとえばこんな経験ありませんか?

久々に乗ったレンタルボート。

休憩のため桟橋に上陸して、ボートを桟橋に繋ぐ時。

あれ?どうやって結んだら…

えーい適当にかた結びでいったれ!

と結んでみたものの、ロープが太くて結び目が締まりきらずすぐにほどけそう…

…。

あると思います。

大体皆さん心当たりがありそうな予感。

実際レンタルボートの多い桟橋でボートの係留の仕方をチラッと見たところ、上手く結べずかた結びを何個も重ねてダンゴのようになってしまったボートもチラホラ。

でも大丈夫です。

「もやい結び」これさえ覚えておけば、ボートをサクッと確実に係留できます。

たしか船舶免許の実技試験にも「もやい結び」が試験項目にあったと思うのですが、船舶免許を持っていても乗る頻度が少ないと活用する機会が…。

すでに忘れてしまっている方も多いんじゃないかと。

5秒で!いや3秒で結べる「もやい結び」

まず桟橋の手すりでも係留リングでも、ロープを通したらロープの端は右側に、本線は左側に。

ロープの端を本線の上側にクロスします。

そしてひとつ結び。
結んだ時、ロープの端は左手に本線は右側に持った状態に。
(画像では撮影のため右手しか映っていませんが、実際は両手があると思ってください)
本線を持つ右手側は手の甲を上にした状態にして待機。

右手の手首をくるっと返して手のひら側を上に向けながら、左手の下を通して腕をクロス。
そうすると本線がロープの端側をくるっと一周巻いた輪ができた状態になります。

ロープの端側を本線の下にくぐらせてクロス。

ロープの端を④でできた輪に上から下へ通す

本線とロープの端を引き絞って完成。

慣れれば3秒で結べますし、ほどけにくくほどきやすいというのがこの「もやい結び」です。

ちなみに「もやい結び」の結び方として、一般的には先に④でできる輪を作っておく方法が紹介されることが多いようです。

この方法、風が強く吹いて船が流されるような状況だと、船にロープが強く引っ張られ先に輪を作っておくことが困難な場合も。

今回紹介した、先にひとつ結びを作りそれを輪に変化させる方法なら、ロープに強いテンションが掛かっていても簡単にもやい結びを行うことができる実戦向きのスタイルですのでコチラ結構おすすめです。