オールドだけど実力派⁈「スプーンビルミノー」
冬っぽいルアーを探してタックルボックスを漁っていたらいいもの見つけました。
その昔、ラリーニクソンが琵琶湖に持ち込んだことで有名になったと言われるレーベルのスプーンビルミノーです。
ウン十年前のもはやオールドルアーですが、これが意外にもなかなかイケてるのです。
ただ巻きするとデカめのリップが水をしっかり掴んでバタバタと大味な感じのウォブリングアクション。
でもそれがいいのです(※個人の主観です)。
現代のルアーにはない感じのアクションで一周回ってイイ!
デッドスローでは頭を下げてノタノタと揺れ動き、まさにこの時期にもってこいな感じ。
頭下がり+長いリップでフックはボトムから離れ根がかり知らず。
ただしイマドキのルアーと違って固定重心だし、かなり軽いので飛距離は全く期待できません。
リップは別体で腹側からビス1本で止めてあります。
で、今更ながらに気づきました。
このスプーンビルミノー、リップは透明な樹脂を使っていますがボディはなんと透けないボーン素材なのです。
ボディにあえてボーン素材を使用したのは浮力を稼ぎたかったから?
もしくはボーン素材特有の甲高いラトル音重視?
それとも技術的な問題でボーン素材でしか作れなかったとか。
現代ならリップとボディは一体の透明樹脂で作るところですが、あえてリップを別成形の後付けにしたというところにロマンを感じます。
実は去年の冬にこれのデッドスローなポンプリトリーブで3バイトあったものの、一本ものせられずそれからしまいこんだままでした。
ラリーニクソンがポンプリトリーブで釣っている動画がYouTubeに上がっているので興味のある方は探してみてください。