プロップベイトに、目立たせないホログラムという提案
現在の進行状況はほぼ試作開発は終わり、あとちょこっと微調整中のプロップベイトです。
よほどのトラブルでもない限り、年内発売のつもりでいますが…
こちら、試作カラーの一部です。
マットなオイカワと、ギラギラに光るハス。
どちらも同じオイカワ模様が入っているリアルなベイトフィッシュ系カラー。
オイカワの方はツヤ感を抑えたマット仕上げ、ハスの方は逆にツヤツヤ全開のクリアトップコート仕上げです。
この二つ、どちらもコンセプトとしては目立たせすぎないこと。
えっ?光り方を抑えたマットな仕上げのオイカワは分かるけど、ギラギラのハスが目立たないってどういうこと?
はい、ソコなのです。
魚の鱗のギラギラは目立たせるために銀色なワケでは無いのではないでしょうか。
あくまで保護色であり、外敵から身を守るために周りに溶け込むためのものであるはず。
鱗の反射が水中でどのようなカモフラージュ効果を生み出しているのか定かではありませんが、鱗が確かにカモフラージュ効果を生み出しているという研究結果もあるそうです。
このプロップベイト関しては、ロールもウォブリングもしません。
ボディはスイミング中、ビターッと静止した状態。
より動かしたく無いを求めてマサムネから採用されているボディ内部に水を取り込む「ウォータースルーダクト」を設けています。
はい。
マサムネの派生を作りたかったから「よし、プロップだ!!」で作り込んで行った訳では無かったりします。
なんか、実に伝わりづらいとは思いますが(笑)
はい、話を戻します。
普通のルアーのホログラムはギラつかせてなんぼの役割ですが、このプロップベイトのホログラムはむしろ本来の保護色としての役割が近いんじゃないだろうか?
そう思ったわけです。
本物の鱗とはもちろん構造が違うので、完全に同じ役割とまではいかないかもしれませんが、そんな期待を込めたカラーでもあります。