夏も終盤になると秋雨前線なんて言葉を聞くようになります。

それから台風の到来。

夏の間、お湯かと思うような高水温も雨が降るたびにどんどん下がり、バスにとって居心地の良くなるタイミング。

徐々に下がってくれるのは歓迎すべきことですが、特に台風直後は山の冷たい水が一気に流れ込み急激に水温が落ち込むこともしばしば。

山間部のフィールドだと水温が一気に10度以上落ちる事も珍しくありません。

急激すぎる水温低下は魚の動きを悪くし、やる気はあるけれど勢いよくベイトを追い回すほどのスピード感は失われます。

そんな時に活躍してくれるのがスローな巻きの釣り。

トランキルを一定の速度でトトトッとスローロールして追いつけそうな無警戒なベイトを演出します。

よほど増水して流れが激流になっていない限りは、夏の水通しのよいエリアを釣るのが良し。

大事なのはレンジを合わせてやる事。

サーモクラインの上に浮いているのか、下にいるのか、ボトムなのか、ベイトのたまるレンジはどこなのか。

魚の反応の出るレンジを常に意識して巻いてみてください。