Otter(オッター)ガード付きウェイトは曲がることに意味がある⁈

夕方の短時間釣行にて、Otter(オッター)でボトムをコツコツと小突きながら巻いていたら押さえ込むようなアタリ。

フッキング後、魚が水面でバタバタと暴れた瞬間フックアウト。

オッターのガードがぐんにゃりと曲がっていました。

このガード、0.6mmのステンレスバネ材を使用しています。

帯に短し襷に長しということで。

ガードの線径が太いと硬すぎてフッキングを妨げてしまうため、あえて曲がる細さでガード力を損なわない仕様しています。

試作段階では形状記憶合金なども試してみました。

柔らかく曲がっても元の形に戻ってくれるのは良いのですが、コシが無い=ボトムの感知力が落ちるというのがデメリット。

わずかな底質の変化を感知するためには張り感の強い硬質な感度の良い素材が必要でした。

感度と強度、変形することでフッキングを妨げないバランスのとれたワイヤーが0.6mmのバネ材だったというわけです。

曲がったなら元に戻せばよいわけですが、どの程度曲げたら?という疑問も出てくるでしょう。

曲げ戻す位置は、針先がワイヤーガードを拾わないギリギリの位置まで。

↓こんな感じです。

よほど何度も曲げ直さない限り、金属疲労で折れることはほとんどないと思います。

ワイヤーガードもペラもベストな使用感を出すために強度ギリギリのところで設計しています。

魚が釣れたら金属パーツの変形がないかチェックしてから使用してください。