反則釣果だったチューブワームのボトムダート。そんな魔法のダートが実はKUNAI(クナイ)に搭載されている話。

昨今ではなかなかお目にかかることができないチューブワーム。

昔はたくさん売っていたけれど今は新品で探すことは難易度高し。

もはや中古釣具店に行かないと手に入らないくらい絶滅危惧種です。

一口にチューブワームと言っても同じような中空ボディでスカートがついた形であるのに、大きさ、ボディの厚み、スカートの長さなどでアクションや対応しているリグが大きく変わる。

ファニーな形状からは想像できない、なんとも奥の深いワームです。

大きなものはテキサス、小さなものはスプリットショットやジグヘッドがスタンダードな使い方でした。

ジグヘッドもチューブ専用のジグヘッドが売っており、鉛部分が涙型になっていてラウンドジグヘッドよりも後方重心。

これをチューブの中空ボディにインサートしてやればクルクルとスパラルフォールし、ボトムではピョンピョンと3Dダートして跳ね回るアクションがでます。

季節問わず釣れますが、冬もかなり釣れました。

ピョンピョンとボトムを跳ねさせて置いておくとコツッと当たる楽しい釣りで、多くの人がダウンショットをズルズルやってる横で勝ち抜ける釣りでもありました。

ボトムでイレギュラーに跳ねるアクションは完全にエビやゴリそのものです。

実はクナイのボトムダートアクションもそれを踏襲したもの。

低水温期の動きの鈍い魚から初夏のゴリを追いかけ回すアフターまで、魚のやる気スイッチをバチッと入れられる瞬発力のある横っ飛びダート。

ジグヘッドをインサートしたチューブワームもクナイもコイ科の魚が釣れることが多く、このアクションにはどうやら魚の本能に訴えかける何かがあるようです。