ルアー製作に便利なツール[木工パテ]
ルアーを角材から削り出していると、どうしてもやってしまうのが「削りすぎ」。
あと少しだけ削ろうと思ったら、ナイフがスッと入りすぎて一部分だけ深く削れてしまった……

そんなルアー製作者あるある。
通常なら、削りすぎた部分に合わせて周囲も削り、全体をなだらかに整えていきます。
でも、これ以上は形を変えたくない。
そんな時に便利なのが木工パテです。

今回使っているのはセメダインの木工パテ。
硬化前は2層に分かれていて、指でしっかり練り合わせると硬化が始まります。
削りすぎた部分にパテを盛り、硬化後にヤスリで削って形を整えれば、欠損した部分を元の形に近づけることができます。

木工パテの良いところは、硬化後の削り心地が木に近いこと。
パテだけ極端に硬いと、ヤスリをかけた時に木の部分ばかり削れてしまい、パテとの境目に微妙な段差ができることがあります。
その点、木とパテが近い感覚で削れてくれるので、形を整えやすい。

もちろん、使う木材によって相性はありますが、ルアー製作の補修にはなかなか重宝します。
そして、もう一つ大きなメリットがあります。
パテ自体が軽く、浮くこと。
小さな欠損ならそれほど気になりませんが、大きくパテを盛る場合は、パテそのものの比重もルアーの浮力やアクションに影響してきます。
その点、軽い木工パテならウェイトとしての影響を抑えやすい。
なんならワイヤーフレームとウェイトを用意して、木工パテそのものをボディ材としてルアーを作るなんて使い方もできます。
強度はそれほど高くないので用途は選びますが、小型ルアーなら意外といけそう。
「削りすぎた部分を直す」だけではなく、工夫次第でルアー製作の材料としても使える木工パテ。
ルアーを削り出している人なら、ひとつ持っておくと何かと便利なアイテムです。