そもそも、I字系ビッグベイトはどんな状態の魚でも食わせる万能ルアーではない。その②

文章って中々もって難しいです。可能な限り解かり易く、簡潔に伝えようと常に念頭にはおいているのですが「あっ、こういう時もある」「そうそう、これも言わないと・・・」とかなってくるともう大変です。出来たーと思って、作成したものを見返すとアレ??伝えたい事が霧の中へ・・・なんて状態になってしまいます。

S字系ビッグベイトとの使い分けは必要?

では、今現在どのように使い分けているかというと・・・イメージはこんな感じです。

そこまで食い気は無く、寄ってくるだけの状態→  S字系

ルアーのあざといアクションを嫌っているも、本質的にエサは求めている状態→  I字系

S字系ビッグベイトはその構造からジャークすればイレギュラーに動き反射的に口を使わせやすいです。また、対照的にI字系ビッグベイトは動きがほとんどないためリアクション的な要素には物足りなさを感じます。
魚が捕食しようと思ってルアーに寄ってくる時、大きなS字の軌道が逆に違和感を与えてしまう事があるように感じます。それならばいっそ余計なアクションは取り除き、プレッシャーを与えずに口を使わせる事が出来るのがI字系ビッグベイトの最大のメリットだと思います。

エギングではこんなコトがあります。

エギングをした事がある方には一番分かりやすいかと思いますが、イカはエギがジャークで左右に跳ねている時にはほぼエギを抱きません。
ジャーク後のゆっくりと沈む、もしくは一瞬止まるタイミングでエギを抱き込みます。
もっと言えば、ジャークはあくまで気付かせて寄せるためのもので、ノーアクションのただ巻き中に最もバイトが集中します。
夜の時合いにはジャークするよりもただ巻きの方が大当たりすることもしばしば。へたに不安定な動きを入れると見切られてしまいます。
バスがイカと同じだとは思いませんが、違和感を持たれるような動きをした時は全く食ってこないというのは誰しもが経験した事があると思います。

動かないことはやはり最大のメリット

流れの速い場所でS字系ビッグベイトを使うとどうでしょう?使っている側はS字の動きのキレが増し、知らず知らずの内に少々動きすぎていますせんでしょうか?魚は目の前でバタバタと暴れる動きに違和感を感じて逃げて行きます。そんな時こそI字系ビッグベイトの出しどころです。

マサムネを川に流してみると暴れずナチュラルにドリフトします。流れの変化する場所に入ると「フラッ」と勝手にふらつきアクションを演出してくれます。

逆を言えば止水域でもベイトの動きに合わせ「暴れること無く速く引くことが出来る」のもI字系ならではです。ハスの群れが入っている時なんかに使っても効きますよ~。

暴れる事無く速く引くことが出来る・・・えっ、I字で!?と思われた方は鋭い!次回はNEWマサムネを用いたコノ「謎」をお伝えします。(う~ん・・・本日も長文失礼しました。懲りずに次回も是非。)