そもそもの疑問。「マサムネ」と「タイニーマサムネ」何がどう違う?

一番最初のマサムネが世に出てから11年。

最初のマサムネは発泡素材でした。

I字系としては珍しい180mmクラスのビッグベイト。

発泡素材という浮力をコントロールしにくいマテリアルで、浮力調整や開発、生産もろもろえらく大変だったそうで。

そして2017年にリニューアルしたマサムネはケミカルウッドという素材。

ケミカルウッド(人工木材)で素材のバラつきを無くし、製品の安定化を図りました。

発泡素材のマサムネとの変更点は柔らかく微細動するワーム素材のテール。

ほんの少しの風波で、止めておいてもユラユラと尾ビレのように動き続けます。

そして現在のABS樹脂ボディのタイニーマサムネ。

ABSボディになったことでクリア、ゴーストカラーがラインナップ。

テールは強度の高いエラストマーに変更され、ステイ中の自発的ユラユラテールアクションも継承。

プレートウェイトでシンキングとフローティングの切り替えもできます。

それぞれのマサムネの違いはざっとこんな感じ。

使い方自体は大きく変わらず、その時々にあったスピードで巻くのが基本の使い方。

例えば冬、漂うようなスピードでデッドスローにリトリーブ。

餌を食いたいモードの魚は真冬の貴重なベイトを逃したくないので、ビッグベイトでも高確率でバイトしてきます。

そして、意外かもしれないこれから始まる<ハイスピードの秋>。

表水温が下がってきて夏の間水温の低いサーモクライン付近で溜まっていたベイトが浮き出すと、バスの目線も次第に表層付近に。

ベイトが逃げるくらい速いスピードの横方法の動きに反応が良くなります。

ボイルしているけど食わないなんて場合、表層のI字系速巻きであっさり食うことも。

特に水の綺麗な場所だとバタバタ動くミノーより、マサムネのようなノーアクションのルアーしか食わないことも多々あります。

オリジナルサイズのマサムネは残念ながら現在生産停止中。

作る手間がハンパなく、社内でシャカシャカ削ってると他の作業が完全に止まってしまうので…

また頃合いをみて、出来そうな時に生産するかもしれません。