ラインの太さと比重とマサムネの親密な関係。
マサムネを使う上で意識しなければならない重要な事があります。それはラインの太さと比重。マサムネで推奨しているのはフロロの16~20lbですが使う状況やウェイトチューンの仕方によってはフロロやPEでも全く問題ありません。まず基本的なマサムネの使い方をおさらいしておきます。
では、おさらいです。
出荷時のマサムネのウェイトセッティングは水面下をレンジキープさせながらゆっくりと引くためのセッティングです。厳密に言いますと、調整を行う事で年中使用できる設定です。浮力のあるマサムネを沈むフロロカーボンを使い、キャスト後にチョイチョイと竿を下向きに煽って表面張力で浮いているラインを水面下に沈めます。これがリトリーブする前の準備です。
そして、ゆっくりとリールを巻いてリトリーブをスタートするわけですが、ラインが引かれ「ライン自体が浮き上がろうとする力」と「フロロカーボンが沈もうとする力」が均等になる時、ラインは水面下で浮き沈みせず一定のレンジをキープした状態となります。
マサムネはワンピースボディで頭からお尻に掛けてズドーンと穴が開いています。この口元の穴から水を取り込み、ボディ内部に水が通り、後方のダクトへ排出するため、水と絡み一体となります。
つまりマサムネが泳ぐレンジとはラインが漂っているレンジとなるわけです。ということは同じ巻きスピードでも太いフロロカーボンを使えばより深いレンジをレンジキープして引いてくることができるわけです。
そんな基本を踏まえた上で、これからの季節はと言いますと・・・続く。