実績から見た、軟質ブレードチャターと金属・樹脂ブレードチャターの違い

昨日は、その場に存在しているであろう「デカいバスをセレクティブに釣っていける」可能性が軟質素材のブレードを搭載したチャターベイトにはあるのではないだろうか?と言う見解を書いて見ました。で、本当にセレクティブにデカイバスを釣っていける可能性があるのか??と言う疑問が湧いてくると思います。

コレに関してはひたすら事実を積んでいくのみ。

これは軟質ブレードをテストし始めて確信に変わりました。金属、樹脂のチャターを使い、同じ様にスローで振動が感じる事が出来る速度で巻きました。実際この釣りが好きだったのでKAESU製品を使わず(いや、トレーラーには使っていたか・・・いや、トレーラーて・・・汗。)6年ぐらい前からずーーーっとチャターの先生に手ほどきを受けて以来、今まで使っていました。

この時点で解かっていた事は、スローに使うという事だけにスポットをあてると一概には言えませんが「金属<樹脂」という図式ができました。金属だとこの釣り方で使うには薄くレスポンスが良すぎてカリカリした振動なので違和感があるのかなぁ??とか勝手に思っていました。逆に、その辺り樹脂は必然的に厚みが出る為、ピッチが落ちて水押しが増しドンドンという少し生き物チックな感じになるのかなぁと。

そんなに使ってはいませんが、夜の釣果は?となると逆になるイメージです。

まぁ、好きな釣りだったので今となっては自動的にデータが蓄積されていたという結果になります。

この釣り方のメリットって??

この釣りのメリットは、「狙ったレンジを狙った速度で状況(環境やメンタル)に左右される事無く貫ける。」事に尽きるのでは無いかと思います。振動を頼りにする事で風が吹いていても巻き速度は安定し、バイトが遠い時でもスイミングジグの様に焦りから知らず知らずの内に巻き速度が速くなり、トレースしたいレンジより実はルアーははるか上だったなんていう事も起こりにくいです。

で、魚のアタリも「ドンッl!!」と非常に気持ち良く、そこにシッカリあわせる事が出来て爽快です。

デメリットとしてはスローな釣りになるので巻物だけど他の巻物と比較して手返しが劣る点でしょうか。

この釣り方で、金属・樹脂ブレードチャターに不足している事。

ただナゼだかわかりませんがチョットだけ足りない点もありました。確かに数も良く釣れました。がしかし、不思議な事にサイズが思ったほど伸びないんです。50cmオーバーも混ざりはしますが、大抵”50cmに満たないサカナ”こんな感じの釣果が常。

で、何でか気がつきました。

そもそもこの釣り方(使い方)に速く巻くというリアクション要素は不要なんです。であれば、違和感のある硬質なものから発生する振動より、より魚に近い柔らかなものから振動を発生させる事がより良い訳です。この振動が弱くてもリトリーブ速度やレンジキープをする上でガイド(基準)となりうるレベルで纏め上げる事が出来れば何だか凄そうだと。

そして、やってみた結果・・・、昨年のテストでは「まいどの48cmか!?」という魚が53cmであったり、1投1匹が5連続で続いたり、超が付くほど真夏日のピーカン、無風でロクマルが釣れたりというのが多々有り、平均で3~5cmアベレージサイズがアップしているのが実感できました。いや、盛っているのでは無くホントの話。

実際動かして見ると、動き自体もガクガクブルブルと暴れるのではなく、正面から水を押す強いルアーなのにとてもナチュラルな動きをしているのではないかなぁと思います。

あっ、ブレードを柔らかくして良かったことがもうヒトツありました。今回はこの辺りで・・・。