爆風時の救世主!?ドラッギングチャター

朝イチはトップで釣りたい!穏やかな琵琶湖へ繰り出したものの、あれ?釣れない・・・。このラインをこう流していけば水面にドカーン!!と。出ない・・・汗。徐々に風が吹き出しザブザブと波打ち始める湖面。場所を変え、釣り方も色々試し、沈黙の時間が続くこと数時間。
同船したシュート君がフロッグで一本。そしてデルタでエビモをパンチング中に2人ともすっぽ抜けと藻化け。

コレはやばい・・・。完全にハズした・・・。

追い討ちをかける様に、午後からの爆風で荒れ狂う琵琶湖。

これはもうソフトブレードチャターの力に頼るしかない・・・。風に流されながら風下に向かってフルキャスト。

弱くブルブルを感じられるゆっくりとしたスピードで巻いてくるも、あまりに強い風であっという間にボートがルアーの方へと流され、キャストした距離の6割くらいしかルアーを引けていないような状態。

ソフトブレードが動く最低限の速度で、長い距離トレースする事が出来たらもっと勝負できるのになぁなんて思っているとチョット閃く。

そういえば・・・

風上に投げてテンションをかけているだけで50アップが釣れたことが何度かあったなと思い出し、ドラッギングを試してみるとレンジキープが非常にやりやすい。キャスト後ラインを少し送り出し、ルアーをボトムまで沈めてからテンションをかけ、ブルブルを感じながらウィードを舐めるようにトレースします。

ウィードにスタックしすぎると思ったら竿を少し立ててレンジを若干上げるか、ルアーが浮き上がるようにゆっくりと巻き上げてレンジコントロール。ウィードから離れすぎたと感じたらクラッチを切り、ボトムまで沈めてやる。

この繰り返しで爆風でもかなり長い距離をレンジキープしたまま引き続けることができます。

竿を立てたり寝かしたりしながら微妙なレンジを調節できるので、簡単にウィードの凹凸を舐めるように引けました。

ウィードにスタックする、切れ藻が絡む、バイトの瞬間など、ブレードのブルブル感がなくなるので荒れていても自分が何をやっているのか、ルアーがしっかり引けているのか、がとても分かりやすいというメリットがあります。

かなりいいサイズをバラしたりしつつ、2人ともドラッギングチャターで40~50クラスを釣り撤収となりました。

ドラッギングチャターが爆風時の救世主的存在になりそうな予感がします。