
も、もう無理だ…<軟質ブレードの限界>に挑戦
「ちょ…ちょっと待って…それ無理でしょ。」
と量産するときに言われるかな~、言われそうだな~と思いつつ、限界に挑戦してみました。
何が限界なのか?といいますと、ブレードの「厚み」の話です。
「TRANQUIL(トランキル)」のソフトブレードは軟質素材にメタルプレートをインサートしてあります。
柔らかいものに硬いものがインサートされているので過剰な力が掛かれば破れる等の破損に繋がります。
その辺も加味して・・・
「TRANQUIL(トランキル)」のブレードはメタルプレート周りにある程度肉厚を出すことで強度を確保しています。
なにせ初めての軟質ブレードという試みだったので、「実用強度の限界まで薄い方向に追い込む」というよりは「確実に強度が保証される厚み」を目指して試作を重ねました。
その甲斐あって柔らかいけれど千切れにくく、むしろ曲がることで衝撃や折れに対して強い。
そんな理想的なブレードに仕上がりました。
そしてそのブレードを限界まで薄く追い込んだプロトタイプを作成中です。
なぜ今になってブレードの厚みをいじるのか?
まだ上手くいくかどうか?という段階なので内容はおおっぴらにはできませんが、よりハイレスポンスに動くブレードが必要になったということです。
今の所ブレードの仕上がりはまずまずの出来。
ただし、薄すぎて強度的な問題や量産に向いているのかどうか、そんな不安要素が盛り沢山な今日この頃。