サヨウナラ。多連結羽根モノルアーのヒートン廃止しました

いるのか?

いらないのか?

どうすんだ⁉︎

と、社内でも揉みに揉んだ挙句、現在開発中の羽根モノルアーは<ヒートンを使わないスタイル>でいくことになりました。

一般的に普及している羽根を取り付けるパーツはヒートンを使ってありますよね。

こんな感じで。

ヒートンが羽根にあたり、羽根の位置が決まります。

これのデメリットはヒートンはいわゆるネジな訳で、ネジ頭の輪っか部分が回転し、ズレてアクションが変わること。

最適なアクションを出すためには、ズレたらその都度ヒートンを微妙にねじって調整してやる必要がある。

もしヒートンが曲がればボディに対して直角に曲げ戻す必要あり。

このヒートンがかなり微妙な調整が必要で、慣れないと理想のアクションが出るまで時間がかかる場合がある、というのがデメリット。

使っていて何か変だなぁと思ったら、ヒートンが片方だけ緩んで左右の長さが違っていたり。

慣れた人にとってはなんてことない作業ではありますが…

釣り場での煩わしさは極力避けたい。コレが本音。

メリットとしてはいま言ったことの真逆で、この調整こそが羽根モノルアーの楽しいところ。

自分好みの羽根モノルアーに育て上げるという部分が最大の面白さでもあります。

が、こちらの多連結羽根モノルアーは万人に優しいヒートン不要タイプ。

羽根を取り付けるベース自体が羽根のアタリになり、羽根位置が決まります。

これのメリットはヒートンが回転してアクションが変わった、みたいなことが無いこと。

ただしヒートンと同じく、アタリ部分も負荷が掛かれば曲がります。

曲がったら都度ペンチなどで最適な位置に戻してやる必要がありますが…

アタリ部分の角度は一定なので、ヒートンをねじってアクション調整をするよりもかなり時短になります。

それじゃあ羽根モノの動きを変えられる楽しみが無くなるんじゃ…

それは大丈夫。

アタリ部分を前に曲げたり後ろに曲げたりすることで、ハイピッチになったりローピッチになったり、アクションの微調整が可能です。

現在諸々の事情により生産、開発ともに遅れに遅れております。

釣具業界にとってもコロナの影響がかなり大きいわけでして…

気長にお待ちくださいませ。