夏の終わりはホッグワームが熱い。落ちザリガニを狙え!

夏の終わりはザリガニの行動に注目。

夏の終盤から秋にかけて、稲刈り前後の季節になると米農家さんは今まで田んぼに流していた水を止めてしまいます。

そして稲刈りに備えて田んぼからも水を抜いてしまう。

これを「落水」というのですが、これまで必要だった水路の水は必要なくなります。

水路には「堰板」という田んぼに水を引き入れるための板を使い、ダムのようにして田んぼに水が入りやすいよう水位を上げるための板がセットしてあります。

夏までは水位が高く、堰板のおかげでプールのようになった水路はザリガニにとってとても住みやすい環境。

雨のたびに田んぼからどんどんザリガニが落ちてくるため、水路の中でザリガニの密度はどんどん濃くなります。

そして秋、水を貯める必要がなくなったら堰板は取り外され、水位は下がると同時にザリガニも下流へ流れます。

農業用水の小さな溝からしっかり育ったザリガニが川や池に一気に流れ込むことで、一時的にホッグ系の釣りがよく釣れるようになるのが落ちザリパターン。

水路から落ちてくるのはサイズ的にはそんなに大きなものはおらず、3〜4インチくらいの小型のものがほとんど。

大きなワームを使うよりも3.6インチのロップホッグくらいがちょうど一番釣れるサイズです。

完全に水路から流されずに水路のちょっとした深みにごそっと溜まっていることもあり、秋の長雨で増水してザリガニが流れるとこれもまた美味しい状態。

田んぼ周辺の水路はこの時期要チェックポイントです。