障害物回避性能を更にブースト!KUMOKIRI(クモキリ)のフックチューン
今回はKUMOKIRI(クモキリ)のフックチューンについてお話したいと思います。
クモキリには前後とも#2サイズのトレブルフックが標準装備されています。
#2サイズを採用している理由としては、フックが大きい方がフッキング率が上がるという考え方のもと、支障がない範囲でなるべく大きいサイズのものを使用しています。
フッキングが良くなる反面、障害物に対するスナッグレス性能はフックが大きくなるほど落ちる傾向にあります。
トレブルフックの横幅がボディよりも広いもしくはフックの全長が長いと、リップよりもフックポイントが大きく飛び出し根掛かりが増える原因となります。
これからの季節、デッドスローでボトムや障害物に絡めて巻く使い方が増えるのではないかと思います。
デフォルトのまま使用しても問題はありませんが、フックサイズを変えることでより根掛かりのリスクを更に減らすことが可能となります。
チューンするのはデッドスローで使うことの多いコチラ。
【TYPE:D/S(ディープレンジ/スローリトリーブ)】のワイドリップモデル。
現在は#2フックが装備されていますが、前後とも#3にワンサイズダウンするか、前#3に後#4というのがおすすめの根掛かり回避性能アップセッティング。
後ろのフックを軽くすることで姿勢がやや前傾に変化し、ボトムの起伏を乗り越える時に後ろフックがボトムから離れた位置に浮いてくれます。
#2から#4へサイズダウンするとフック自体が頼りなく見え、フッキング率が落ちるのではないかと心配になりますが、ボディ後部はボディの厚みが非常に薄く針が出やすいため、フックを小さくしてもフッキング力が極端に低下することがありません。
チューニングに伴い、注意点も併せてお伝え。
注意点その1
3キロを超えてくる魚に思い切り走られると#4フックでは曲がる危険性も出てくるため、そこはクラッチファイトなり、ドラグをガチガチに締めずにやや開けておくなりといったアングラー側の技術が必要になります。
注意点その2
フックを軽くすることでやや浮力が上がります。
このままの状態ですと浮力が出た分レンジが浅くなってしまいます。
チューニング前にウェイトハンガーにぶら下げていたウェイトを重いものに変更するのもお忘れなき様お願いします。