2018年NEWアイテム「メタルバイブ」その4 ~発生した3つの問題~

現在仕上がったメタルバイブの動画を先日公開しましたが、皆様どんな印象を受けましたでしょうか??まぁ釣りなんていうものは十人十色で様々なスタイル、好みがあります。あんまりメタルバイブに興味ないなぁなんて思う方もいてしかれです。そんな方の琴線にチョットでもふれて「オッ!?」と思っていただければ幸いです。奇をてらったものを!というコンセプトで作っている訳ではありません。あくまで「釣れ」、かつ今までのメタルバイブの要素に加えて、「イレギューラーなフォール」、「探れる範囲の拡大」などを念頭に置いて作っております。では、続きです。

発生した問題点は3つ。

・フッキング

・強度

・飛距離/飛行姿勢(時々スピナーベイトのブレードの如く高速回転しながら飛んでいくこと)

1つ目の問題

ノリの悪さ。シャクってシャクってガツッ!!とアタリそのままズルッと抜ける。なんてのが何度か連続。この時点で数個のプロトタイプはリアフックのみの設定にしていました。フロントフックを追加して様子を見るとともに、ボディの長さにも手を加えることにします。

フッキングの悪かったものは海で使用する事も視野に入れ細身で長さのあるメタルバイブにしていました。ラインアイの位置は中央にありブレーデッドジグのブレードのような立ち上がり方をします。口の中に入った状態でアワセを入れると・・・時々つっかえ棒のような角度でバスの口をこじ開けながら出てくるのではないか、そしてボディがフックガードの役割をなしすっぽ抜けにつながるのではないかという仮説を立てました。

そこでリアフックの位置はエビになる(フックがラインを拾い動かない状態。操作中にエビるとそのガッカリ感はハンパ無い。)のを防ぐために若干前に寄せていたものを出来る限り後端に移動し、つっかえ棒のように出てきたとしても針先はしっかりと露出する位置に設置しました。

結果、フッキング率はかなり向上します。リアフックが針がかりする位置は今の所バスの唇先端に掛かることが非常に多いようです。そしてフロントフックなら下顎の舌のような硬い部分に掛かる事がほとんどです。かかりは良くなりましたが・・・このしわ寄せが他に来てしまいます。

針がかりのメカニズムに関してはまた別の時に詳しく書いてみようと思います。

続く…