[検証]アフターは本当に縦ストか?船上からISANA(イサナ)消滅が物語る結果。

この時期、アフタースポーンのバスはは縦ストラクチャーに着くと言われています。ホントにそうなのか?検証してきました。
6月の琵琶湖で縦ストラクチャーといえば「エビモ」。成長がはやく、すでにボトムから水面直下まで伸びています。

当日のポイントは?

流れの影響を受けにくいインサイド。琵琶湖には洗堰という、水位を調整するための堰があります。雨が降ると琵琶湖の水位が上がるため、洗堰の放流量を増やして水位を一定に保とうとします。

前々日に降った長雨の影響で、当日は300㎥/sという放流量。

これだけ放水すれば、広い琵琶湖も川のように流れが出て、北湖の低い水温が南湖へと一気に流れ込みます。水面を泳ぐベイトも、流れを避けワンドの中に溜まっていました。

ルアーは?

これは疑う余地はありません、問答無用の発売を控えるスティックベイトISANA(イサナ)のノーシンカー。

ボディをロールさせながらゆっくりとフォールする様は、ほとんどベイフィッシュそのものです。風が吹いてボートが流されるようになってからは、0.9gのネイルシンカーを打ちフォールスピードを上げて使いました。

検証開始

まずは縦ストへと向かう前に流れの影響を受けにくいフラットなエリアを流します。無論、縦ストラクチャーとなるエビモはなく、フラットなウィードエリアを転々と。

釣り始めること1時間、全くのノーバイト。ベイトは跳ねているので場所は間違ってないような気もするのですが・・・

移動して連発!

とりあえず、本命の縦スト、最寄りのエビモの生えている場所へ。まばらなエビモの隙間に、イサナをヒラヒラと落とし込んですぐのバイト。最初は小さめの30後半。そして54.5㎝を頭に連発!

足元であれば、フォールするイサナをバスが追うのを目視できるほど魚も浮いています。手持ちのイサナが全部なくなるまで釣れ続けました。

検証結果発表!

確かに縦ストラクチャー周りが魚を多くストックしているようです。同じような場所を何箇所かまわってみましたが、エビモのある場所では何らかの反応が返ってきました。

なぜ、縦ストラクチャーが良いのか?

この時期、気温が30℃近くに上がる日もあり、水面付近の水があたたまりやすいように感じます。朝の表層の水温が20℃でも、昼過ぎには23℃位にあがっています。ベイトも浮きやすいし、バスにとってもなるべく上の方が快適な温度になっていると思われます。

ベイトが回遊してくる、もしくはベイトが居ついている場所。また、身を隠したまま水温の高い表層からボトムまでを上下することができる場所。

そんな条件の揃った場所が縦ストラクチャーです。

タイミングによっては、同じ縦ストラクチャーでもボトムが良かったり、表層が良かったりする時がありますが、それはその時々で、釣り方をいろいろと試してみる価値はあります。