キモを知ればイメージ出来る。KRK205「ハイスピードリトリーブ」解説

S字系ビッグベイトの速巻きってホントに釣れるのか?と思うかもしれませんが…めっちゃ釣れます。

ビッグベイトを速く巻くのって疲れるし、速巻きで釣った事がないと信じて投げきれないものです。

KRK205「ハイスピードリトリーブ」まずはどんなシチュエーションで使うのか。

コレで狙っている魚は、エサを食いにきている魚。

速いスピードでやる気のない魚にバイトさせようという釣り方ではありません。

インレットや岬の先端、ブッシュの先端、ウィードの際、ベイトを追い込みやすい地形などベイトが通りかかったところをワッと襲って食う気満々の魚を狙ってます。

そんな状態の魚ならスローに巻いても食わないことは無いのですが、そう簡単にイマドキの魚は釣れてくれません。

いかにも釣れそうな場所はみんな撃ってますから・・・。

なるべく魚にはルアーを見せたく無いのと、逃げるベイトのスピードに合わせるという意味でも速巻きです。

食う気満々の魚の目の前にパッと現れたベイト、すかさずバスはベイトに猛チェイス。

ベイトは全力で逃げ、ストラクチャーや水面に追い込まれ食われる。

そんなイメージです。

ここで2つポイントがあります。

1つ目は投げる場所

バスのいるであろう場所よりなるべく離してキャストします。

着水する瞬間を見せるとなかなか食いません。

ベタ凪の日にはスレてる魚はルアーが飛んでいくのもしっかり見ていて、方向転換して逃げていきます。

着水音がバスに聞こえるのは全く問題なし。

2つ目は追い込む場所

ストラクチャー際を通った瞬間に食ってくれればいいですが、そうでなければ追い込んでバイトする場所が必要です。

オカッパリであれば岸際のブレイクは一番手っ取り早く追い込む壁となります。

グリグリグリ〜と巻いてブレイクでピタッと止めた瞬間に食ってくるのがよくあるパターン。

今回も止めた瞬間のバイトでした。

岸際のブレイクでもウィードの塊でも、壁となるものに追い込ませることで追ってくるだけの魚のバイトを引き出せます。

他には足場が高ければルアーが急浮上した瞬間に食うことも。

追ってきたのが見え、食わせる場所がなければロッドを立てて水面に逃がすか、一か八かで何も無いところでも止めるかジャークを入れて食わせます。

巻くスピードはハイギヤリールでサーっと気持ちよく巻ける速さで。

巻ける限界の高速巻きもやりますが、どちらかといえばそれは秋に多用することが多いです。

1キャスト中にランダムに止めてグリグリメソッドのように使うこともあれば、ずっと巻き続けてここぞという場所でピタッと止めることもあります。

その辺はいろいろ試してみてください。

雑な釣り方のようで、通すコースが重要な繊細な釣りです。