ISANA(イサナ)〈8inch〉開発物語④

突然頂上付近までたどり着いたかと思っていたのもつかの間、ゴールまで残り数百メートルが進まないと言うイサナ8inchの開発過程。

修正を重ね、なんとか理想のスイミングアクションにたどり着きました。

一番上は最初の試作品。

二番目は何度目かの試作品。

三番目は完成品です。

微妙な違いがなんとなく分かったでしょうか・・・いや、そんな・・・ねぇ。

それでは大変細かいのですが・・・何がどうかわったかの発表。

変更点①

二番目の試作品から、ボディの真ん中より前側を少しだけ頭を下げた形状にした。

これがスイミング時の安定性を出すのに一番重要な要素でした。

オフセットフックのアイがなるべくボディに対して下側にあったほうが泳ぎが安定します。

イサナナチュラルスイミングの目の下あたりからオフセットフックを刺す方法なら、より安定性が増します。

(目の下から刺した画像挿入)

変更点②

完成品はアゴの部分を少し削ってあります。

これも泳ぎを安定させるための重要ポイント。

変更点③

完成品はボディの真ん中から後側をエビ反り気味に上げてある。

かなり分かりづらいですね

ほんのわずかに反らせてあるだけですが、少し反らせることでロールが抑えられ、ウォブリング方向にアクションが変化します。

強すぎるロールアクションを少し抑えることでスイミングが安定しました。

他にもボディの横幅を変えたり、なんだかんだと色々やってるうちに結構な量の試作品を作った気がする。

オフセットフックでのスイミング時のアクションは、ボディをロールさせながらテールをわずかに左右に振るようなアクション。

目の下側からオフセットフックを刺せば、ロールが抑えられてテールの左右への振りが強くなります。

トリプルフックのビッグベイトでは通せないようなカバーの中をスイミングさせたり、スキッピングで桟橋の奥にねじ込んだり。

ロールアクションを生かしてミドスト感覚で中層を巻くのも良さそうです。

ハード系ビッグベイトにもソフトスイムベイトにも出せないビッグワームのナチュラルスイミング。

オススメです。