フロロ?ナイロン?ビッグベイトに向いてるのはどっち⁈

最近はビッグベイトにナイロンラインを使う人が増えてきた様な気がします。

ひと昔前はフロロカーボンの方が多かったような?

ビッグベイトに使うなら、フロロとナイロンどっちが向いているのか?

結論から言えばどっちも向いているし、どっちも必要です。

どちらかに絞るというのは、はっきり言って無理。

どんなビッグベイトを、どんな場所で、どう使うのか?

例えばS字系ルアーを水深4mまで沈めて使いたい場合。

比重の低いナイロンではラインが沈んでくれず、ルアーが意図したレンジを引くことができません。

逆に水面を引き波を立てながら泳がせたり、デッドスティッキングで使用する場合。

フロロカーボンだとラインが沈んでしまい、ルアーが思った以上に潜ってしまうことになります。

では、KRKシリーズはどっちがいいの?

基本はフロロカーボンをオススメしています。

特にKRK205の場合。

薄型ボディで大きさの割に軽いとはいえ、80gを超える重さ。

これをキビキビとアクションさせるには、できる限り伸び率の少ないフロロが向いている。

慣れればナイロンでもいけるけれど、ジャークした時のボヨーンというラインの伸び感は手首への負担も大きい。

KRK165くらいのサイズになると、ナイロンでもそこそこキビキビと動かせるようになります。

それでもフロロよりはダイレクト感が少なく、伸びる分強めのジャークが必要で玄人向けのラインという感じ。

移動距離を抑えてクイックに、キレのあるターンをさせるにはフロロカーボンが向いているかと。

あえてナイロンを使う場合もある

先に言ったように、どんな場所で、どう使うかという話。

KRKであえてナイロンを使いたい場合があります。

どちらかといえばKRK165の方。

水面でポッパー的に「ボコッ」と音を立てたジャーク。

そこから長めのポーズ。

これはKRK205がまだプロトの時に、真昼のドピーカンで発見したちょっと特殊な使い方。

205の場合はボディが大きく、フロロカーボンでも水面でしっかり派手にポッピングできる。

これが165になるとフロロカーボンの重さに負けて水面下に入りがち。

ロングポーズするとラインが沈んでしまい、「ボコッ」じゃなくて「チョポッ」という大人しい音になってしまいます。

これはやっぱり比重の軽いナイロンでやりたいところ。

こんな真っ昼間に釣れんわ!という状況で、水面を強くワンジャークして止めておく。

嘘みたいに激しい突き上げバイトが出るオモシロな釣りです。