タックルボックス整理中にプロト発見。KRK165開発当時を懐かしむ。その②

プロト段階のKRK165は、現行品よりもやや太めの形状。

この太めボディよりさらに前段階のボディがあります。

それがこちら。

横から見るとやはり同じ形状に見えますが、上から見るとかなりの激薄ボディ。

この激薄ボディのKRK165は、開発が始まって一番最初に作ったプロト品です。

KRK205の長さと厚みの比率をそのままに165mmにサイズダウンしたものなのです。

最初はサイズダウンするにあたり、205をそのままの形状で165mmに縮小するだけでいいと思ってました。

いざ作ってみたところ…

メリットとデメリットが発覚。

メリットはキレッキレのアクションで、205よりもさらに初速の速いダートが生まれたこと。

そしてデメリットは飛ばなかったこと。

ボディが薄すぎて、全長165mmあるのに重量はたったの30gちょい。

向かい風に極端に弱く、フラットサイドで軽いため飛行中にグルグル回転しやすいものになってしまいました。

こういう経緯があり、投げ心地とバランス取りを行なった太めのボディへの形状変更が行われます。

そして先日のブログで触れた、重量を稼ぎつつもヘッド先端のみを薄い形状に修正することで水キレを良くしたボディへと変化していくわけです。

言語化するとサイズダウンした。

な訳ですが、KRK165に関してはリロードウェイトシステムとの兼ね合いもあり、かなり頭を悩ませたプロダクトだったなとタックルボックスで見つけたプロトをみてふと思ったのでした。