定番イサナ4.8inchのおすすめミドストセッティング

少し前にイサナ4.8inchのボトムジャークについて書きました。

せっかくの機会なので同じくらいよく使うリグ【ミドスト】についても触れておきましょう。

イサナはノーシンカーでヒラヒラとテールを振りながらフォールすることをコンセプトに作ったワームです。

ノーシンカーで使うこと前提なので、お腹側にしっかり塩が配合してあり、どちらかと言うと高比重ワームに分類されます。

高比重なのでミドストが決してし易い訳ではありません。

ただ、セッティング次第では高比重でもちゃんとローリングしますし、イサナのミドストならではのアクションというものも出せるのです。

今回はイサナのミドスト、スタンダードなジグヘッドのセッティングと、ちょん掛けセッティングの2種を紹介します。

スタンダードなジグヘッドのセッティング

素材自体が高比重ですので、あまり軽いジグヘッドは苦手。

できればジグヘッドは1.3g…いや、もう少し重く1.8gくらいあった方が綺麗なロールが出しやすい。

と言いつつ0.9gと軽量なジグヘッドで釣果を出している人もいるので、一概には言えませんが…

とりあえず塩をしっかり配合してあるタイプのワームは基本重めのジグヘッドが向いております。

フワフワと移動距離を抑えたミドストというよりも、ある程度横にしっかり泳がせる感覚のミドストになります。

ワームへのジグヘッドの刺し方は真ん中を通しても、背中薄刺しでもいい。

キモが他にあります。

それが…スナップで接続すること。

ジグヘッドにスナップなんて素人くさい…という風潮が昔はあったように思うのですが。

これにはちゃんと意味があります。

ミノーのアイにスプリットリング無しでラインを直結したらどうなります?

ロールしにくくて動き悪くなりますよね。

ラインをアイに直結することでローリングアクションはものすごく制限されるのです。

ジグヘッドも同じ。

しっかりロールさせたいなら結び目をフリーにしてあげることが大事。

フリーノットでも良いのですが、フリーノットは細糸だと結束強度が弱いのが難点。

小さめのスナップを使えば見た目にもスッキリして良し。

日本の部品屋:ロウ付けスナップNo.00 や、カルティバ:クイックスナップXの00号を使用しています。

破断強度が7〜8キロと強く安心です。

重たいジグヘッドを使うとパタパタとしたロールが強まり、左右に倒れ込んだ時にボディサイドの凹み形状がより強く水を掴むようになります。

このサイドの凹み形状、ツヤッとした小魚っぽいフラッシングを生みだす役割も担っています。

ちょん掛けミドストセッティング

こちらはたびたび紹介しているのですが、ちょん掛けって…と食わず嫌いな方も多くなかなかやる人は少ないようで…。

イサナのミドストのジグヘッドの刺し方、「スタンダードな刺し方」と「ちょん掛けセッティング」ではアクションが少し変わります。

「スタンダードな刺し方」ではロールのみ、「ちょん掛け」にするとボディのロールと、テールを左右に振るアクションが生まれます。

ジグヘッドをちょん掛けすることでボディからヘッドの重心が大きく離れ、振り子のようにジグヘッドが大きく左右に振られることになります。

そのアクションはテールにも伝わり、イサナのぷっくりとした重みのあるテールが左右にプリプリと振られるという仕組み。

視覚的にはこちらの方がより小魚らしいアクションで好み。

こちらはスナップは不要。

ガード付きのジグヘッドでも比較的しっかり動いてくれるのが嬉しいところです。

ジグヘッドはショートシャンクのものを使用しています。

ハヤブサ:パーフェクトジグヘッドTYPE-ROUNDを多用。

そしてちょん掛けするとどうしても起こる身切れ。その対策として頭に…

オーナー:ツイストロックのバネ Mサイズをねじ込みます。

フックをワーム先端から刺し、背中側に抜いて完了。

フックを腹から背中に抜くよりも、先端から背中に抜いた方がアクションが安定しやすくなります。

ちなみにこのちょん掛けセッティング、ワームがよく動くが故に、重いジグヘッドではワームが暴れすぎます。

使うジグヘッドの上限は3.5gまで、それ以上の重たいジグヘッドを使う場合はスタンダードな刺し方のミドストにした方が良いでしょう。