衝撃!ルアーが自ら泳ぐ!?

「僕はね、この手のルアーというのは~自走(自泳)~させるものだと思っています。」と静かに語り始めてくれました。
(大吉さんは海のジギングにも精通しており、メタルジグをフォールさせる際にも同じ様に自走を非常に意識しているとの事で、まぁとにかくスンゲー人なのです。)

「???」

自走(自泳)の意味

ルアーが自分で泳ぐという意味合いなのですが、それこそ普通に勝手に泳ぐのでは?と思いますよね。
おおよそのルアーはスローシンキング設定の場合、水平にスローシンキングとなっているのでは無いでしょうか?
リーリングして止め、ラインテンションをフリーにした場合、惰性で進みますが、「ウェイト設定」と「水圧」に加え「フックの抵抗」で失速し、すぐに真下に水平フォールするのでは無いでしょうか?
「それでは何かが足りない。ソコに居ついてどんなルアーを通しても微動だにしないヤツは動かせないのではないか。」と。

大吉さんは某ルアーメーカーのS字ルアーを使っているときに、「何か妙に釣れるモノがあるなぁ。」となり、一気に10個買って、良く釣れるモノと何が違うか比較していたそうです。
「何でかなぁ??う~む・・・。」と、検証していたら「ソコ」に気がついたとの事です。
(じゅ、10個て・・・汗)

捕食のトリガー要素

それは、フォール姿勢。

検証した中に頭下がりにスローシンキングして行くモノがあった様です。

リーリングから、テンションをフリーにするとトレースコースからわずかに外れ、頭下がりに「あたかも魚が潜って行くかの様に」ゆっくーりフォールして行く、コレが「キモ」なのでは無いかと。

魚が捕食される時はどんな時かと見ていた時、群れで泳いでいた場合は、群れから一瞬外れた魚が捕食される事が多いような気がすると。それを意識し、魚がいるであろうとする場所で、見せ、追わせ、テンションフリーにし、自走(自泳)させ軌道を外す事で隙を作り、捕食のスイッチを入れ、食わすと。もちろん食わせる魚は超ビッグサイズですので、ボートポジション、キャストやルアーのトレースするコースには細心の注意を払わなければなりません・・・汗。
なんとも難しい釣りですが、大吉さんの話に魅了され、「自走(自泳)」する「頭下がりでスローシンキング」設定の「一口サイズの背針仕様」のルアーを追求する事に!!

20160419basshit2