KOTETSU完成へ!ラストピースは「柔と剛を兼ね備えた理想のテール」

KAM(KAESU ACCEL MOVER)って知っています??決してテール素材の話から脱線している訳ではありません。ちゃんと最後にはリンクしてきます。最後には・・・・。

KAESUのプロダクトの中に琵琶湖でデカバスを仕留めているシャッドテールワームの「TORA(トラ)」があります。これと共に開発したカスタムパーツが「KAM(カム)」なのです。

じゃあ、一体ソレは何なの??となりますよね。

「KAM(カム)」は「KAESU ACCEL MOVER(カエス アクセル ムーバー)」の略語となっており、「動きを加速させる」という意味が込められています。

「KAM」はTORAのテールをカットして、プラ製スパイクとエラストマースレッドで接続するカスタムパーツなのです。僅か1mmのスレッドで繋がれたテールは、一般的なテールの“スイング”とは異なる“回転”をさせる事ができます。要は、シャッドテールのテールのクビレが1mmになるよというパーツです。1mmのクビレでジョイントされると・・・・スレッドの捻じれが限界に達すると、ノーアクションだったボディが横倒れするヒラ打ちを見せ、再びテールが逆回転するアクションを繰り返し、ソフトな極小ブレードやプロップとも言える効果でバスを惹きつけます。また、超デッドスローでリトリーブしてもテールのジョイント部分がたった1mmなので動きます!イロイロなシチュエーションを考えただけで、ちょっとニヤけません??

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KAM=エラストマー。テール=エラストマー。じゃあ。

そうなのです、「KAM(カム)」を作ったときに一緒に手伝ってもらったのが・・・・ヤノさん。ヤノさん実は超釣り好き。で、池原や琵琶湖やらでコンスタントにバスを釣ってくるという、スーパー「金型」職人系アングラーです。

早速相談開始!!作成自体は何も問題無さそうですよ~と。では、チョット作って見ますね~と。

時間は流れ・・・完成!!やっぱり型で作りこむだけに・・・メッチャ綺麗。素敵やん。

 

ほら来た、事件

K(KAESU)「もうちょっと、やわらかいのがイイ。」

ヤ(ヤノさん)「・・・(笑)」

K「これより柔らかくって・・・・出来・・」

ヤ「・・・(苦笑)」

K「・・・(苦笑)」

K「いっ、いったんコレで、てっ、テストして、みっ、見ます・・・わ・・・。」

ヤ「・・・(苦笑)」

※結局ワームの硬度というのは、本当に低く非常に柔らかい様で、なかなか本業でもそこまで柔らかさが必要になる機会が少ないんです。

テストしてみてもやっぱりもうチョット、ヌメヌメ感が欲しいなぁ~。型作っちゃったしなぁ・・・ショボン。このままだと、柔らかさを犠牲にするしかないのか・・・涙。

ほら来た、電話

「材料を探しまくったら、どうもいけそうな硬度の材料がありました。」とヤノさんから連絡が~~~っ。神様はいてます。結構すぐそこにいてます。はい。

とても柔らかい硬度が低いエラストマーでテール作成!!もちろん柔らかい+針穴が通る細工をしているので加工がチョット難しくてもスーパー「金型」職人の手にひとたびかかると・・・はい、完成!!

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完成!!柔と剛を備えたテール!!

結局行き着く先は、エラストマー素材となりましたが、最終的には柔らかさと強度も十二分に手に入れることが出来ましたし、ズレも解消。バスやギルに突っつかれても、バイトがあっても簡単にはボロボロになりませんよー。

やっと、コテツというパズルの最後のピースが入りました!追い求めた柔と剛を兼ね備えたテールで理想のルアーが遂に完成しました!!

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