ロクマルゲット! コテツだからこその展開。そう、良くも悪くも…。その3
その後、風が吹き始めました。水面が風でザワザワし始めます。これを機に、同じレンジをトレースしてもややバイトが減った感じを受けました。
そこで、ウェイトシールを貼って、やや下のレンジをトレースできるようにチューンしました。これでウィードの中を通ることになるのですが、ここでも背針仕様が役に立ってくれます。
上のガイド福本の動画でみていただいた通り、良いウィードならコテツはほぼスタックすることなくトレースできます。ウィードの中を泳ぐリアルなS字ベイトは、あまり他にはないルアーだと思っています。
そして…
52cmを追加!
やはりレンジを下げる事でまたバイトが出るようになりました。丸のみバイトを期待していリトリーブを続けていると…ドン!ロクマルの後ですから、少し余裕のやり取りで上がって来たのは
52㎝、これもキズ一つない綺麗な健康体バスです。嬉しい!!
チューン用ウェイトシールは是非持っておいてほしい。
コテツはかなりスローなシンキングに設定してあります。艶めかしい泳ぎはこの設定の賜物なのですが、バイトが多いのにのらない時や、単純に深い層を狙う時は、効率が悪くなります。そんな時はウェイトチューンで一段下のレンジを探ると良い結果に繋がることがあります。
前側ボディの腹側、真ん中より少し前よりにウェイトを貼ってください。それでもリアルなコテツの泳ぎは変わりません。
そして、今回、もう一つ意識したことがあります。それは、キャスト後ロッドを下げ、ラインの角度を極力つけないようにして、積極的にコンタクトさせたウィードを強く揺らすように使ったことです。ラインに角度がついていると、ウィードにあたっても上方向にコテツが逃げるのでウィードへのアタリは弱くなります。そうではなく、ウィードを押さえながら乗り越えるような感じです。これ、例えば立木やロープなどのあるポイントでも使えると思います。これも背針ならではの効果と思っています。(とはいえ、100%根掛からないとは言えませんので、慎重に…。)実際、バイトはこういう何かに接触して乗り越えた時に多く出ます。
これからも楽しみにしています。
なまじっかバイトが多いのにノらない時間が続くと、今でも不安になる時があります。「コテツはバイトは多いけどノらない、ダメなやつ。」そう思われていないだろうか…って。でも、本当にこういう魚を手にして欲しいのです。コテツはこういう魚が獲れるルアーでもあるんです。(釣ったんだから言わせて下さい(笑))
そして、作った僕たちにも想像できないような使い方や効果をまだまだ持っているようなルアーであるように思えてならないんです。僕たちの知らないフィールドで釣果を出して送って下さる方もいて、とても嬉しく思っています。きっとアングラー個々のセンスで使って結果をだしてくださっているのでしょう。
たとえ万人ウケしなくてもいい、欲しいんだから作ろう!から始まった、かなりテクニカル(分かりにくいとも言う(笑))なルアーですが、ぜひ、今後も皆様からの釣果をおしえてくださいね!
これからもコテツをどうぞよろしくお願いします!