今だから、「コテツ」のチョットしたコダワリを公開②
昨日のコテツの「顔」違和感ありません??との問いでしたが・・・コレ正直「???」「何が?」「普通やん!」となる方が多い気がするのですが、どうでしょうか。では早速続きを行ってみましょう!(勢いよく言ってみましたが・・・そんなに肩肘張らずにサラーッと見て下さい。)
その「コダワリ」とは、いかに!?
鋭角なエッジ(尖がり)を出す為にラインに沿って全部「手」で彫っています。ですので・・・コテツの顔は全部違います。お手元にコテツがある方は見てみて下さい。ここに関しては鋭角な刃物を使って手でシュッと刃物を走らせると仕上がりの時に「見た目」が良い意味でガラッと変わってきちゃうんです。手を使って彫ったように、鋭角な刃物をこんな速さで、刃物のこの部分を使って走らせたい!そんなイメージをとなると・・・これは今の機械であっても難しい(不可能では有りませんが、全くモノが出来上がらない等現実問題厳しい)ので・・・そんなワケで手でやってます。
結果、見比べて見ちゃうと「ええなぁ・・・手で彫った方が、ええなぁ。」と。彫らなくても良いと思いますし・・・ましてや販売する前なので多くの方が見比べる事も無いのですが・・・知ってしまったら、ヤルしかないですよね。だって、彫ったほうがカッチョイイんだから。やるからにはサラッとやってしまいますよ~!!
コテツの発売時にこの話をしようかなぁと思ったのですが、「手で彫っている事」を付加価値として売っていると誤解を招きかねないなぁと思い、言ってはいませんでした。が・・・言ってしまったー。こっち(右側)の方がカッコよくないですか??
試作の工法を無理やりルアー落とし込んでいるのではなく、ごく自然な結果。
実は、コテツやNEWマサムネなんかはワザと試作のノウハウをひけらかすという意味で切削している訳ではありません。これらのプロダクトに関しては「切削」という工法が最適と判断したから採用しています。釣具屋さんでよく見かける、皆さんが一般的に思うルアー(プラスティックのヤツです)で作成すると、かなり大変&恐ろしく(浮力調整やコスト、内部構造)、極端な事を言うとモノにならないなんていう事になります。
といった具合に、作るものによって適材適所で材料や工法を選定しているんです。ですので・・・KAESUから釣具屋さんでよく見かけるプラスティック製のルアーが出る。これもモノによっては十二分考えられます。いや、ひょっとして・・・もう・・・。
ルアーと工法の特性を見極めつつ今後も新たなプロダクトを開発していきたいと思います!