1本の電話から始まる「コテツ」にまつわる素敵なお話。

そのまんま。そう、ただただそのまんまの内容です。コテツの新色と既存カラーの生産を行っております。既存カラーは年内には目処をつけたい所です。正直かなり無茶なスケジュールです。ナゼ強行スケジュールをしているかと言いますと・・・、先月1本の電話が事務所に掛かってきた事から始まります。

本来は春に照準をあわせて段取りをしていました。

その1本の電話の相手の方は女性。電話を取り、一言二言交わすと解かる「釣りとは遠そうな距離感」。女性の方から発せられた言葉は「コテツはどうやったら買えますか?」何ともド直球なご質問。製作には時間がかかる旨をご説明していると、なんだかとても残念そうな感じが電話口からヒシヒシと。

あまりにも気になったので、「どうされたのですか?」とたずねると、実は・・・と、誕生日のプレゼントに「コテツ」をとお考えいただいていたそうです。なるほど、それで、時間がかかってしまいますと説明させていただいた際にガッカリされていたと。

何か短い間にいろいろな事を考えてしまいました。釣りをされない方がです「コテツ」を聞き知っているという事は、プレゼントをもらわれる方はとてもコテツを気にしてくださっているんだろうなぁ。とか、自分がもらう側で買えない「コテツ」をプレゼントされたらめっちゃ嬉しいだろうなぁとか。ふと我に返ったときには、「わかりました!!せっかくの機会ですので何とかしましょう!!」と遠くを見つめドヤ顔で勝手に回答していました。そうですとも、そんな記念のプレゼントになるのであれば一肌脱ぎましょうとも!

こんな世知辛い世の中に、何ともエエ話やないですか・・・涙。あぁ、そんな気の利く素敵な嫁であれば・・・。

少~しずつ、コテツ生産の下準備を進めていたのが幸いでした。何事も備えあれば憂いなし!です。