発売へ向けてせっせと微調整やら打ち合わせやらをこなして行っているビッグベイト「KRK205」。ウェイトセッティングがほぼ決まったので今春に使う分をペタペタ塗り塗りし溶着して仕上げています。
量産品は超音波溶着という方法で溶着しており、これは勿論の事専用のお高い機械で行っています。というわけで、試作品を数個作成するくらいなら溶剤を使った溶着をしています。
溶着、溶着って言うけどそれ何??
ホントそのまんまなんですが、溶かしくっつける!です。
溶かしくっ付ける方法が量産品だと、摩擦で熱を発生させてくっ付ける。手のひらを擦り合わせると熱を持ちますよね?あの熱でくっ付けるんです。要はその凄いバージョン。
試作品だと数が少ないので接着面に樹脂を溶かす液体を塗り塗りして溶かしくっ付けます。ただし溶剤(接着に使う溶かす液です。)でABS樹脂を溶かすと溶剤の付いた部分は若干侵され、ケミカルクラックという細かいひび割れが接着面にできやすくなります。
手作業なので溶剤がボディ側面にたれて失敗するというリスクも・・・汗。
その点、超音波溶着ならその手の失敗がなく、貼り合わせ面も綺麗で作業時間も大幅に短縮できるというメリットがあります。
超音波溶着機があったら便利なんだろうなぁなんて思いつつ、液ダレに震えながら接着する本日でした。