KRK205に搭載の「Reload Weight System(装填式可変ウェイト)」とは

表題の通り現在生産中のビッグベイト「KRK205」の特徴である可変ウェイトシステム。これをもう少しだけピンと来る様に何か良い呼び方は無いもんか・・・と考えた結果。「Reload Weight System(装填式可変ウェイト)」と名づけました。

タングステンボールウェイトとプラボールを状況に合わせてボディ内にコロンコロン!と入れる様は、もはや銃に弾丸を込める様な雰囲気。このあたりもただ単に「可変ウェイトシステムです」と案内するより、何とな~く「ウェイトを込める事が出来るのね??」となるかと思い命名。

この、リロードウェイトシステム(装填式可変ウェイト)のお話なのですが、突然ですが皆様・・・

ビッグベイトを投げていて、こんな状況ありませんか?

「こっちの岸沿いはシンキングタイプで深いレンジを巻きたいけれど、あっちのストラクチャーはフローティングでステイを織り交ぜながらじっくり誘いたい。」

そんな時に、KRK205でればお腹のボールウェイトを5段階に入れ替え、任意のレンジまたは浮きスピードを微調整できます。

タングステンボールウェイト0個〜4個のセッティングでハイフロートからシンキングまでを一つのルアーでこなすウェイトシステムなのです。

当然ハイフロートとシンキングでは浮力だけでなく、ルアー自体の使い方が大きく変わります。

この「Reload Weight System(装填式可変ウェイト)」を採用する以前のテスト段階のKRK205は、どのウェイトセッティングにしようか非常に悩みました。

ナゼかというと・・・どれも捨てがたい魅力を持っていたから。

体高のある側面で水をシッカリ押しアピールしつつも、ビッグベイトとしてはスタンダードなスローフローティングやシンキングタイプを製品化するか、もしくは特殊な使い方になるけれど爆発力のあるハイフロートビッグベイトとして製品化するのか。

ハイフロートのS字系ビッグベイトのパワーが想像以上だっただけに、これはなんとか製品化したいけれど、尖りすぎていて果たして売れるのか?という迷いもありました。

ハイフローティングやスローフローティング、シンキングをそれぞれリリースすると言うのが通例ではありますが・・・このあたりはそもそもナゼ分かれていたのか?自分達の狙っているアクションがスポイルされる事無く、1つのルアーにまとめる事ができれば使う方も嬉しいよね!?で、レンジ調整出来るという事はタックルボックスにも年間通して忍ばせてもらえるよね??より、出番は増え、魚を呼び込む確率も高くなるとなり・・・、通例をぶっ壊す事に。

こちらがハイフロート~シンキングまで各々のセッティングで迷うほど良い出来だったんだからという事で、その良すぎて迷っていたアクションやレンジを1パッケージにした「Reload Weight System(装填式可変ウェイト)」採用の「KRK205」を世の中に問うてみる事にしました。

文字通りタングステンボールウェイトを「reload(装填) 」する事で、板重りを貼ったり剥がしたりしてウェイト調整する手間が省けた事。お腹に板重りを貼り付ける必要がないので見た目にもスッキリしており、貼った板オモリに水の抵抗が受けない。

などなどこのあたりもメリット盛りだくさんのウェイトシステムです。