
水を纏うI字系プラグ「タイニーマサムネ」
マサムネシリーズの初代、二代目と受け継がれてきたウォータースルーダクトを三代目の「タイニーマサムネ」にも同じように採用しています。
簡単に言えば、前方から水を取り込んで後方に排出するという仕組み。
このウォータースルーダクト。
中に水が通るんだゼ!すごいゼ!と言いたいがために、意味ありげにつけたわけではありません。
ちゃんと意味があります。
塩ビパイプをイメージしてもらえば分かりやすいです。
塩ビパイプに糸をつけて引いたら手前にスルーッと寄ってくるだけで微動だにしません。
塩ビパイプの前面には水を受ける面が無いのです。
ルアーは面で水流を受け、それを左右に受け流して動くもの。
右に受け流して限界がくれば左に受け流す。
これの連続がウォブリングです。
ルアー先端に穴を設けて水受け面を少なくし、水流を塩ビパイプのように後方に流すことで不用意なアクションを抑えよう、というのがウォータースルーダクトの狙いです。
そしてボディ内に水流を通す事で接水面積が増えます。
さらにボディ内部後方の壁で水を受け、側面から水流を排出する事でモタっとした水絡みと引き抵抗が生まれるというワケ。
水を受け流すのではなく、水を纏う事で存在感を高め、深いレンジからでも魚を引っ張り上げられるI字系プラグに仕上がっています。