
魚と出会いづらい時期ですが、寒くなってもシャローに残っている個体はいます。
時期的に魚は積極的に自分から動いてエサを追い回すようなことはせず、楽に食える同じ場所でモジモジと動くようなものに反応が良い傾向。
魚のストライクゾーン内を長い時間通せるような釣り方が主になります。
そこで必要なのがウェイトチューン。
「KRK205」の特長でもある装填式可変ウェイト(リロードウェイトシステム)はボールウェイトを最大4個まで追加することでハイフロートからシンキングまでをカバーし、即時に状況に合わせた使い分けが可能となります。
今の時期ですとオススメしたいセッティングはボールウェイト「3個のスローフローティング」と「4個のシンキング」の設定。
なのですが…
なにぶんシビアな季節なのでもう一つ掘り下げたセッティングを。
この中間のスーパースローシンキング(以下SSS)またはスーパースローフローティング(以下SSF)。
「KRK205」のセミサスペンドチューンを作ろうというわけです。
このウェイトチューンに必要なものは1つだけ。
φ7ミリ以下のステンレスや鉛のボールウェイト(釣具屋のハンドメイドコーナーで手に入ります。ガン玉などでも可)。
「KRK205」のタングステンボールは1個3.2g。
それよりも軽い1g前後のボールウェイトを用意します。
あとはタングステンボール3個+1g前後のボールウェイトをウェイトルームに込めるだけ。
ここで重要なの事があります。
軽いウェイトを後に、重いタングステンボールは前に寄せること。
こうすることで前重心になり、レンジが入りやすくなります。
ちょい深めのレンジまで攻めたければSSS。
浮かせて根掛かり回避を考えるならSSF。
その微妙な調整は入れるボールウェイトの重さによって逐一変えることができます。
※タックルや水温によって変わりますのでココは上記を参考にしていただき、ステンが良いのか鉛が良いのか、球のサイズはという調整は必要になるかと思います。
調整時の注意点
気をつけたいのはウェイトルーム内の残った空気。
ルアーを水中に入れてワンジャークすると、空気がポコポコと浮いてくるのがわかるはず。
ウェイトルーム内の空気が残ったままだと浮力が変わるので、ウェイト調整はかならずワンジャークして空気を抜いてから行ってください。
釣りをする時も同じように、着水したらワンジャーク。
空気が入ったままSSFに設定すると、使っているうちに空気が抜けて沈み出すので要注意。
次回は「KRK205」の実際の使い方です。