このポッチは何なの?「KIRIKAKE(キリカケ)」にある突起の謎

「パカッ、ピピピピ~」そんな感じの動きをします。

何となく分かりますでしょうか?

え?分からん?

全然分からんわ!という方はキリカケの水中動画をアップするまで、少しお待ちください。

アップもなにも、そもそも撮影にいけてないんですけどね。

連日の雨や風による濁りで、撮影できる状況じゃないんです。

もう少し水が透明になるまでしばしお待ちください。

とにかくテールはパカッと開いて、ビリビリ震えるということ。

では、本題です。

このポッチは何なの?

このポッチ、実は結構重要パーツなのであります。

この切り欠いてある部分(パカパカ開く部分)。

開いて水を受けることでビリビリと震えます。

もしも開かなかったら?

ストンと落ちるだけ。

試作段階の最初の方では、ポッチはついていませんでした。

ポッチがない状態だと、切り欠き部分が開かないことがたびたびありました。(これだけが原因と言う訳ではないのですが…後に出てきます。)

特にファーストフォールは切り欠き部分が空気をはらみ、テールが開かずそのままストンと落ちる確率がとても高かった。

さてどうしよう?

色々考えた結果、先端に水受け部分が在れば開きやすいんでは?ということになりました。

それで一発解決!

安定してパカッピピピピ~とやってくれるのです。

さらにもう一工夫

切り欠き部分の内壁同士がペタッと張り付いてしまうのも、テールが開かない原因です。

エンジン部分であるパカっと開く部分に不安を残さない様に、この辺りは徹底的に潰していく事に。

切り欠き部分の内側に、格子状の細かいザラザラをつけました。

しゃもじにご飯がくっついて…を解消したのは、しゃもじに付いているポツポツ。

そんなイメージでエンボス加工を施し、切り欠き部分の内壁をポツポツに。

この2重の対策を施す事により、テールの切り欠き部分がくっつくことなく、毎回必ずピピピピ~と震えてくれるようになってます。

次回の開発エピソードも、テールの話の続きです。