スローだと決めつけていませんか?意外と速めの巻きスピードも有り有り。

「I字系=スロー」という印象が強いですが、タイニーマサムネは割と速めのスピードで巻くのもおすすめ。

春以降はリール11回転くらいを基準に魚の反応の良い速度を探しながら巻いています。

9月以降はさらに速いスピードにも反応が良く12回転くらいか、それよりもっと速くてもいいくらい。

スローに巻いても魚はワラワラーっと出てきますが

ついてくるだけで食わないことも多い…。ならば

見切られにくいスピードでサーッと速めに巻いた方が水温の高い時期は魚の反応も良く、やる気のある魚を拾っていく方が効率が良いかと。

ワームではバランスを崩したり水面に飛び出るスピードでも、ブレずに泳ぎきるのがタイニーマサムネの良いところなのです。

ブレにくくする為に、ボディ前方の口〜後方までウォーターダクトを設けています。

水をボディ内部に取り込んでブレを少なくしちゃえと言う発想です。ウェイトに加えて内部の水でも更に安定を図っています。

もうヒトツ言うと、ボディ内部を通るウォーターダクトには水を排出する部分が前方に2箇所、後方に2箇所と計4箇所あります。

コレは水を排出する際に水流を発生させる役目もあります。前方ですとエラ部分に配置されていたりしますので、エラで水をかいた時の様に異なった水流を出せるのでは?なんてこのあたりも少し意識して作っています。

マサムネは速いスピードだけじゃない

「ワームでは引けないスピードで引ける」というのは、なにも速いスピードに限ったことではありません。

「ワームでは引けないデッドスローなスピード」ももちろんタイニーマサムネの守備範囲です。

真冬の最低水温まで落ち込んだ状況では、I字系ワームのスローリトリーブではレンジキープできずに沈んでしまいます。

タイニーマサムネのフローティングに板重りを貼って、サスペンド仕様にしたもので魚より少し上のレンジをデッドスローに巻くというのもひとつの使い方。

真冬でもシャローに出てきてエサを探している魚は水面下で止めておいても食ってきます。

時期によって巻くスピードを変えて魚の反応を見ながら使ってみてください。

魚とのレンジさえ合えばオールシーズン使えますよ!