パタパタフォールのストレートワーム「キリカケ」の特徴②
前回、キリカケは一般的なストレートワームよりもフォールスピードが遅いということを述べました。
ネコリグ1.8gのネイルシンカーで、ストンと落ちる一般的なストレート形状のワーム。
そしてネコリグ1.8gのネイルシンカーで、パタパタとフォールして対空時間を稼ぐキリカケ。
同じ重さのネイルシンカーで比べると、キリカケのフォールスピードがかなり遅いことがわかります。
ということは…
フォールの対空時間を稼ぎつつも、さらに重いネイルシンカーが使えるということ。
例えばネコリグでのカバー撃ち
ウェイトの軽いライトリグを正確にピンスポットに送り込むのはかなり難易度が高い。
ましてやカバー撃ちのために太いラインや強めのロッドを使うとなると、キャストがさらに決まりにくくなります。
重ためのネイルシンカーを使うことでキャストのしやすさを確保しつつも、フォールスピードを抑えることができるのは大きなメリットかと。
カバーにラインを持たせかけてリフトアンドフォールする場合にも、ある程度の重量がないとラインを引っ張っていってフォールしてくれません。
陸っぱりでもフォールスピードを抑えたままに、重たいネイルシンカーを使えることのメリット。
飛距離UP
ボートならある程度近づけばピッチングでもフリッピングでもなんとかなりますが、縦ストラクチャーをフルキャストして撃つなんてことは陸っぱりではざらにある状況。
同時に重たいウェイトでキャスト精度が上がるので、遠距離のピンスポット撃ちにはもってこい。
フォールスピードの遅いストレートワームってかなり使い勝手のいいものだと思います。
遅めのフォールスピードがいつでも良いわけでもなく、速いスピードでフォールするものに反応が良い場合も時としてあります。
場合によってはキリカケのパカパカ開く部分をカットして、フォールスピードを上げてみるのもいいかもしれません。